狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

歌仙草(カセンソウ)。

2015年10月18日 21時39分08秒 | お花に関する日記



 本日10月18日は、イギリス軍が清による捕虜殺害の報復として円明園を焼き払った日で、アラスカがロシア帝国からアメリカ合衆国へ720万ドルで売却された日で、板垣退助らが日本初の政党・自由党を結成した日で、大隈重信が玄洋社の来島恒喜に手投げ弾を投げつけられ片足を失う重傷を負った日で、リヒャルト・ゾルゲがソ連のスパイ容疑で逮捕された日で、東ドイツの国家評議会議長・エーリッヒ・ホーネッカーが失脚した日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十五度。最低気温は十一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 上の写真に写っているお花は、「歌仙草(かせんそう)」です。
 キク科オグルマ属の多年草です。

 学名は、Inula salicina var. asiatica。
 歌仙草は火箭草と表記する場合もあるそうです。

 開花時期は、7月から9月。
 原産地は、日本や朝鮮半島や中国やシベリア。

 歌仙草のお花の花言葉は、「美しい人」です。

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『海に降る』/朱野帰子

2015年10月18日 12時02分28秒 | 小説・本に関する日記




 昨日の夜は、朱野帰子の小説『海に降る』を読んでいました。

 JAMSTEC・海洋研究開発機構に勤務している天谷深雪は、有人潜水調査船「しんかい6500」のパイロットを目指している。
 しかし閉所恐怖症を発症して「しんかい6500」の乗れなくなってしまう。
 同じ時期、海洋研究開発機構の広報部に中途採用で新人が入ってきた。
 新人の高峰浩二は、深海生物学者の父親が18年前に見た未確認深海生物を見つける為に「しんかい6500」に乗ることを目的として海洋研究開発機構の中途採用に応募した、と言う……。
 しかし、広報部の人間が「しんかい6500」に乗って深海に潜ることができる可能性はほとんどない……。

 宇宙飛行士よりも遥かに数が少ない深海のパイロットを主人公にした深海探査にまつわるお話です。
 TVドラマになっているようですね。TVドラマはまだ観ていません。



 世界には未知なるものが溢れている、と思わせるわくわくするようなお話です。
 そして、私達が使っている様々なものは多くの人が綿々と受け継いだ技術の賜物で、その技術やノウハウや知識や見識は易々と失われてしまう可能性がある、と教えてくれるお話です。
 夢を目指すこととその先にあるものについてのお話でもあります。

 停滞すれば様々なものが失われていきます。
 過去から延々と受け継いできた様々なものも停滞すれば簡単に途絶えてしまう可能性が高くなります。

 わくわくするお話でありました。
 そして私達には大きな大きな可能性がまだまだたくさんあることを教えてくれるかのようなお話でありましたよ。

 面白かったですよ。
 お勧めです。

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