狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

全て高貴なものは稀であると共に困難である。

2016年09月09日 19時59分36秒 | 職場に関する日記




 本日9月9日は、大宝律令が完成した日で、生後9か月のスコットランド女王メアリーが戴冠した日で、江戸幕府が禁中並公家諸法度を発布した日で、江戸幕府が江戸町火消を「いろは47組」に再編成した日で、文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約に署名がなされた日で、中国共産党の毛沢東などが湖南省や江西省の辺境地域で指導した武装農民暴動・秋収起義が起こった日で、中国大陸の支那派遣軍総司令官岡村寧次大将が南京で降伏文書に署名し無条件降伏して日中戦争が終結した日で、ソ連による朝鮮の占領が終了して朝鮮民主主義人民共和国が成立した日で、タジキスタンがソビエト連邦から独立した日で、カーネル・サンダースのお誕生日で、一遍上人がお亡くなりになった日で、井原西鶴がお亡くなりになった日で、重陽の節句で、ジークフリード・キルヒアイスがお亡くなりになった日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十九度。最低気温は二十一度でありましたよ。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。





 前職にいた頃は、自分の作業量と給与について考えさせられました。
 製品を納品した時の金額と製品を作る為の材料の金額を知っていたので、例えば懸垂幕1本を書いて納品した場合に会社が得られる利益はおおよそ想像できます。
 では自分の給料分を稼ぎ出すには1ヶ月で何本の懸垂幕を書かなければいけないのか?
 給料分に達する本数を書かなければ会社に損害を与えていることになります。
 しかし、営業の方やデザイナーの方がいなければ私は懸垂幕を書くことができないのです。
 さらに事務のお方がいなければ会社は回りません。
 単純計算よりももっと多くの作業量でないと給料分の仕事をしていないことになります。

 前に勤めていた会社はブラックと言われても仕方がない会社です。
 しかしその会社で多くのことを学びました。
 新入社員を得たいのだけれども新入社員を大量に入れることができない事情とか、儲けたいのに儲けることができない理由とか。
 人が休みなく働くとどのようになるのかとか、効率良く作業を進める方法とか。
 他にもまあ色々。


 今の勤め先では、普遍的な価値と個人的な価値について考えさせられます。
 人にはそれぞれ好みがあります。私にもあります。
 それとは別に普遍的な価値のあるなしは存在します。
 そして普遍的な価値や個人的な価値とは別の所で価格が決まっています。これは私にとって非常に面白いです。
 私にとって価値があると思えるものだけれども普遍的には価値がそれほどないもの。私にとって価値があまりないと思えるのだけれども普遍的には価値があるとされているもの。
 私にとって価値があると思えて尚且つ普遍的に価値があるとされているもの。私にとって価値があまりないと思えて普遍的にも価値がないとされているもの。
 しかしお客様は私の考えとは全く違うところで考えて買う買わないを決めている。
 そして価格はまた別の概念によって決定されている。
 面白いです。

 そしてプロとして普遍的な価値と個人的な価値と価格をすり合わせてお客様にお見せする。
 お客様はそれを見て様々な反応をします。
 このお仕事をしていると様々な価値観を知ることができます。
 とても面白いです。

 とても面白いのですが、時々、考えすぎて頭の中が沸騰しそうになります。
 頭の中が煮えないように考えすぎないようにしやう。と思っているところなのでございます。



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『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』

2016年09月09日 15時11分19秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』のDVDを観ていました。

 高校生の山本陽介は落ちこぼれヤンキー。
 ある日、彼は別の高校に通う雪崎絵理と出会う。
 絵理は陽介にすぐにこの場所から立ち去るよう警告を発する。
 陽介は戸惑っていたが、空からチェーンソーを振り回す大男が降ってきて二人に襲いかかる……。

 監督は、北村拓司。
 出演者は、市原隼人、関めぐみ、赤嶺星奈、浅利陽介、三浦春馬、野波麻帆、板尾創路、堀井茶渡、坂田直貴、佐藤佐吉、木口亜矢、新上博巳、など。
 原作は、滝本竜彦の同名の小説。
 青春映画です。




 描きたいことは分かるのだけれども作りがものすごく粗いです。
 主人公の男の子のキャラクター造形はあれでよかったのかなぁ。
 小説で表現するならばOKであっても映像で表現する場合は駄目な場合があるのだけれどもなぁ。
 「駄目駄目だ」と自己評価の低い高校生の男の子を面白く描くことに成功しているのかなぁ?

 青臭い青春映画です。
 ピンポイントではまる人がいるかもしれません。
 私はターゲットの層に属する者ではなかったやうなので「う~ん?」と首を傾げてしまったのでございます。


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