狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

我々は恋愛を夢みるが友情を夢みることはない。夢見るのは肉体であるからだ。

2018年01月23日 21時12分40秒 | VSの日記




 本日1月23日は、空海が綜芸種智院の設立を宣言した日で、後醍醐天皇が花山院を脱出して吉野・金峰山へ入山した日で、明の陝西省で華県地震が起こり83万人が死亡した日で、八甲田雪中行軍遭難事件があった日で、ニホンオオカミの最後1頭が奈良県で捕獲された日で、チャールズ・カーティスがアメリカインディアン出身者で初のアメリカ上院議員となった日で、ベトナム戦争で韓国陸軍首都機械化歩兵師団・猛虎部隊が南ベトナムビンディン省タイソン県タイヴィン村の15集落の村民1200人の虐殺を開始した日で、アメリカ海軍の情報収集艦プエブロが北朝鮮に拿捕された日で、秋葉原通り魔事件の影響で中止していた歩行者天国が再開された日です。

 本日の倉敷は雨が降ったりぱらりと雪が降ったりしていましたよ。
 最高気温は五度。最低気温はマイナス一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。








 狐と狐のお師匠様は群衆の中に居た。
 群集は何れも嬉しそうな顔をしていた。
 其処を通り抜けて人の見えない林の中へ来るまでは会話をする機会がなかつた。
 「恋は罪悪ですか?」と狐は突然お師匠様に訊いた。
 「罪悪です。確かに」と答えた時のお師匠様の語気は強かつた。
 「何故ですか?」
 「何故だか今に解ります。今にではありません。もう解つているはずです。あなたの心はとつくの昔から既に恋で動いているぢやありませんか」
 狐は一応自分の胸の中を調べて見た。
 けれども其処は案外に空虚であつた。思いあたるようなものは何にもなかつた。
 「私の胸の中に此れという目的物は一つもありません。私はお師匠様に何も隠してはいないつもりです」
 「目的物がないから動くのです。目的物があれば落ち付けるだろうと思つて動きたくなるのです」
 「今はそれほど動いちやいません」
 「あなたは物足りない結果私の所に動いて来たぢやありませんか」
 「待つて待つて待つて待つて。そんなんじやないそんなんじやないそんなんじやない。それは恋とは違います」
 「恋に上る楷段なんです。異性と抱き合う順序としてまず私の所へ動いて来たのです」
 「いやいやいやいや。私には二つのものが全く性質を異にしているように思われます」
 「否、同じです。私はあなたに満足を与えられない人間なのです。それから或る特別の事情があつて尚更あなたに満足を与えられないでいるのです。私は実際お気の毒に思つています。あなたが私から余所へ動いて行くのは仕方がない。私は寧ろそれを希望しているのです。しかし……」
 狐は変に悲しくなつた。分かつてない。お師匠様は全く何も分かつてない。
 「私がお師匠様から離れて行くようにお思いになれば仕方がありませんが、私にそんな気の起つた事はまだありません」
 お師匠様は狐の言葉に耳を貸さなかつた。
 「しかし気を付けないといけない。恋は罪悪なんだから。私の所では満足が得られない代りに危険もないが、君、人に縛られた時の心持を知つていますか?」
 狐は想像で知っていた。しかし事実としては知らなかつた。何れにしてもお師匠様の言う罪悪という意味は朦朧としてよく解らなかつた。その上、狐は少し不愉快になつた。お師匠様が仰つていることはまるでピントがずれている。
 「お師匠様。罪悪という意味をもつと判然と言つて聞かして下さい。其れでなければ此の問題を此処で切り上げて下さい。私自身に罪悪という意味が判然と解るまで」
 「悪い事をしました。私はあなたに真実を話している気でいました。ところが実際は、あなたを焦慮していたのです。私は悪い事をしました」
 お師匠様と狐は博物館の裏から街の方角に静かな歩調で歩いて行つた。垣の隙間から広い庭の一部に茂る熊笹が幽邃に見えた。
 「君は私が何故毎月、友人の墓へ参るのか知つていますか?」
 お師匠様の此の問いは全く突然であつた。しかもお師匠様は狐がこの問いに対して答えられないという事もよく承知していた。
 狐は暫く返事をしなかつた。
 するとお師匠様は始めて気が付いたようにこう言つた。
 「また悪い事を言いました。焦慮せるのが悪いと思つて説明しようとすると其の説明が又あなたを焦慮せるような結果になります。どうも仕方がありません。此の問題はこれで止めましやう。とにかく恋は罪悪ですよ、よいですか。そうして神聖なものですよ」
 狐にはお師匠様の話がますます解らなくなつた。
 然しお師匠様はそれぎり恋を口にしなかつた。


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『フロム・ダスク・ティル・ドーン』

2018年01月23日 20時38分44秒 | 映画・ドラマに関する日記





 昨日の夜は、映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のDVDを観ていました。

 全米で強盗殺人を繰り返していたゲッコー兄弟は、警察の追及から逃れる為にメキシコ国境を目指していた。
 牧師を辞めて放浪の旅をしていたフラーとその一家は、たまたま立ち寄ったモーテルでゲッコー兄弟の人質となってしまう。
 フラーのキャンピングカーを使い、ゲッコー兄弟は国境を突破しようとし……。

 監督は、ロバート・ロドリゲス。
 出演者は、ハーヴェイ・カイテル、ジョージ・クルーニー、クエンティン・タランティーノ、ジュリエット・ルイス、サルマ・ハエック、フレッド・ウィリアムソン、トム・サヴィーニ、チーチ・マリン、アーネスト・リュー、ケリー・プレストン、ジョン・サクソン、ジョン・ホークス、ダニー・トレホ、など。
 アメリカ映画であります。



 最初は、超凶悪なゲッコー兄弟に人質にされたフラー一家がどのように危機を乗り越えるかというお話でどきどきさせるのです。
 その後に、ひゃっは~な人がもりもり出てきてひゃっは~な人達の宴のシーンが続くのです。
 でも、そこまではフラー一家が如何にして超凶悪なゲッコー兄弟から逃れるかというお話である、と思って観ていたのです。
 しか~し。中盤から物語は一気に変容するのです。
 この物語はあるジャンルの物語であるということが唐突に示されるのです。
 吃驚しましたよ。まさかこんな展開になるなんて。しかしそこに至るまでの流れが見事なのであります。
 あるジャンルの物語であると示されてからはそのジャンルの定番の流れとなります。
 満員状態のとあるお店の人達の内で誰が生き残るのか? そして家族の絆のお話にもなります。
 ハチャメチャなお話でありますよ。
 そのジャンルのお約束である殺戮に次ぐ殺戮。
 グロいシーンが続くので観ようと思ったお方は注意されたし。



 面白かったですよ。
 楽しめました。

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もし心身共に緊張感に襲われたら物事を自分の思い通りに進めることをいったん忘れ休息に入りなさい。休息して心身をリラックスさせましょう。

2018年01月23日 12時36分09秒 | 休日の日記




 本日は私はお仕事がお休みの日であります。
 今日は風邪の初期症状が出ているので全力で脱力して力の限り力を抜いてお部屋の中でぬくぬくと養生しております。
 お外は寒そうでございます。
 今日は一日お部屋の中にこもってぬくぬくしたいと思っているところなのでございます。

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自らを磨き自ら立ち上がる人こそが王よりも高く聳え立つ。

2018年01月23日 12時03分02秒 | サッカーに関する日記




 今回の記事は、私が独断と偏見でサッカーの日本人選手限定でゴリラ顔ベストイレブンを選んでみようという趣向でございます。
 ちなみに私はゴリラが大好きです。
 ゴリゴリのゴリラが大好きです。愛しているといってもよいです。
 完全に私の好みで選んでおります。ど素人の独断と偏見で選んでおります。
 「その選び方はおかしいやんけ!」とお思いになるかとは思いますが、座興でございます。
 楽しんで読んでくださると幸いにございます。

 布陣は4-4-2。
 では、いってみよう。






 ゴールキーパーは、川島永嗣選手。
 現日本代表のゴリラ四天王の一人で副長。彼が吠える姿は迫力満点である。
 しかし世界を目に向けるとかつてオリバー・カーンという最強ゴリラが存在した。
 彼が更なる高みに到達する為には今以上の威圧感を身に着ける必要がある。

 右サイドバックは酒井弘樹選手。
 現日本代表のゴリラ四天王の一人。
 ここ数年でさらにゴリラ度を上げてきた。彼が偉大なゴリラへと進化する為には今よりもさらに自信満々に振る舞う姿を見せ続ける必要がある。
 自信満々に振る舞って相手を潰し続ければ周囲の信頼はさらに増す。その時、彼はワンランク上のゴリラに進化するのだ。

 左サイドバックは長友佑都選手。
 現日本代表のゴリラ四天王の一人。 
 彼は正確にはゴリラから系統が少し外れる。
 しかし彼はプレイ中は常に威風堂々としているのだ。どんな相手であろうとも攻守において怯むことなくアタックを続け味方を鼓舞する。
 故に彼は立派なゴリラである。

 センターバックは、田中マルクス闘莉王選手と中澤佑二選手。
 田中マルクス闘莉王選手は武闘派ゴリラである。闘将である。ディディエ・ドログバを一撃でクラッシュさせた伝説のゴリラである。怖い。
 しかし彼は仲間想いの優しいゴリラでもある。頼れるゴリラ。
 中澤佑二選手はボンバーである。厳つい。味方に安心感を与えるゴリラでもある。屈強な相手を跳ね返し続ける歴戦の強者である。

 ミッドフィルダーは、本田圭佑選手と山口蛍選手と小笠原満男選手と福西崇史選手。
 本田圭佑選手は現日本代表のゴリラ四天王の一人で筆頭。ゴリラ皇帝である。ゴリラの中のゴリラ。立ち振る舞い、言動、全てがゴリラである。
 しかし彼は意外と気を使うタイプのゴリラでもある。笑い顔が可愛いゴリラでもある。
 山口蛍選手は近年めきめきとゴリラ度を上げてきた。もっともっと高みへと昇りつめて欲しい。雰囲気だけで相手を威圧するくらいのオーラをまとって欲しい。もっとごりごりとプレイするのだ。
 小笠原満男選手は微妙にゴリラから系統が外れる。高度なテクニックと戦術眼を持ち攻守両面で高いレベルでプレイする。しかし彼は武闘派でもあるのだ。静かに相手を仕留める。恐ろしいゴリラである。
 福西崇史選手の選出には驚いた人もいるだろう。彼はイケメンである。風貌はさわやかさんである。しかし彼は武闘派筆頭でもある。番長なのである。彼が一たび暴れだすと何が起こるかわからない。しかも目立たないところで暴れる。非常に黒いのである。恐ろしい。故に彼はゴリラである。

 フォワードは、久保竜彦選手と大久保嘉人選手。
 久保竜彦選手はしなやかなゴリラ。しなやかにダイナミックに動く。そして予測できないプレイをする。驚異的な身体能力を持つゴリラである。迫力満点。
 大久保嘉人選手は暴れん坊である。彼の暴れっぷりはサッカー好きのお方ならばよく知っているだろう。才能溢れる素晴らしい選手。暴れん坊であることからくる発想に素晴らしい才能が混じり合って能力を発揮する。彼を制御できたチームは彼から大いなる福音を得ることができだろう。暴れん坊ゴリラである。






 私の好みで選んでみました。
 皆様。如何でしたでしょうか?
 お楽しみいただけたでしょうか?


 ここで名前が出た選手とその選手のファンの皆様。
 暴言に次ぐ暴言をどうか寛大なる御心で御許しくださいませ。
 私の溢れるゴリラ愛がいけないのです。ゴリラに対する深すぎる愛ゆえについこのような記事を書いてしまいました。
 申し訳ございません。
 失礼を詫び伏して許しを請う次第にございます。

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