以下の文は、アゴラ 言論プラットフォームの2014年9月21日の池田信夫の「朝鮮人は日本人の同胞だった」という記事の転載であります。
『「朝鮮人は日本人の同胞だった」
まだ野尻美保子氏のように錯覚している人がいるので、うんざりするが確認しておこう。
戦前の朝鮮半島は日本の領土であり、朝鮮人は日本人の同胞だった。
したがって中国やアジア太平洋での侵略戦争について、朝鮮人は加害者だったのだ。
志願して戦場に行った24万人の朝鮮人の軍人・軍属は、彼女の思い込んでいるように「給与がもらえる仕事から排除されて軍に志願した」のではない。
洪思翊のように、陸大を卒業して中将になった人もいる。
朴正煕も陸軍士官学校を卒業して満州国軍少尉に任官し、中尉まで昇進した。
彼らはなぜ、日本軍に志願したのだろうか。
洪思翊は「今の朝鮮は独立国としてはやっていけない。日本と一緒に大きくなり、国力をつけてから独立しよう」と語ったという。
朴正煕も同じようなことをいっていた。
彼らにとって日本はアジアで唯一、西洋の強国に対抗できる力をもつ国であり、あの戦争は「植民地解放戦争」の側面もあったのだ。
戦争が終わって「閣下はお国に戻って活躍されることでしょう」と言われたとき、洪中将は「私は日本軍の将校として戦ったので、その責任を取りたい」と答え、マニラの軍事法廷では無言を通し、死刑に処せられた。
慰安婦は二等兵の20倍以上の賃金をもらい、戦地を転々として兵士に随行した。
身売りの場合には借金を返済すればできたが、その後も仕事を続けた慰安婦が多い。
初期の(福島みずほが脚色する前の)証言には「連行された」という表現はまったく出てこない。
しかし朝鮮人兵士が靖国神社にまつられていることは、韓国ではタブーである。
韓国政府が慰安婦の「強制連行」にこだわるのも、彼らが「抗日戦争」の被害者だったということにしたいからだ。
事実はまったく逆で、朝鮮人兵士は戦地では「皇軍」への忠誠心が日本人より強く、進んで危険な前線に出ていった。
それは一人前の日本人として認知してもらうためだった。
このようにゆがんだアイデンティティの原因は日本の植民地支配にあり、そこで「鮮人」が差別されていたことは事実だ。
しかし大部分の労働者は、貧しい朝鮮半島から賃金の高い内地に望んでやってきたのだ。
慰安婦も同じである。
極貧の朝鮮で、今の貨幣価値で2億円もの貯金ができる仕事は他になかった。
彼らはそれが敗戦で失われたことを恨んだのだ。
来年は日韓条約50周年である。
歴代の韓国政権がゆがめてきた歴史を清算し、日韓が加害者と被害者ではなく、かつての同胞として和解するためには、黒田勝弘氏のいうように、感謝と慰労の言葉が必要だろう。
「日本のために戦っていただいた朝鮮の軍人・軍属のみなさんに感謝する」という新しい官房長官談話を出してもいいのではないか』
転載終わり。
この記事は2014年の記事であります。
この後も韓国政府は事実を歪め歴史を改竄し続けました。
日本の左派勢力も同様に事実を歪め歴史を改竄し続けました。
その為、戦時下における人権という問題は事実を基に議論することができず、歪められてしまいました。
今でも嘘を吐き続ける人達がいます。
アメリカ公文書館に存在している太平洋戦争時の日本軍の占領地のレポートに詳細な記述があるにもかかわらず、物証を無視して嘘を吐き続ける人達がいます。
そのような嘘を吐き続ける人達を生み出したのは、朝日新聞の誤報です。
朝日新聞の誤報を利用して、金儲けを企む人権派と呼ばれる弁護士連中が騒ぎを拡大させました。
調査によって強制連行の事実が否定されても論点をずらして延々と騒ぎ続けました。
それでもやっとの思いで日韓合意を締結しても、韓国政府は日韓合意を一方的に破り反故にしました。
朝日新聞はいわゆる従軍慰安婦問題の記事を誤報と認めはしましたが、謝罪はしていません。
そして英字版ではいまだにいわゆる従軍慰安婦問題の記事が誤報であるとは述べていません。誤報であると認める前と同じ主張をしています。
朝日新聞は、日本と韓国との間を引き裂く大きな要因を作りました。
朝日新聞は、そのことを反省したことは一度もありません。
このように反戦を唱えながら争いを生み出し続ける会社が日本の報道機関の中心部に存在して世論を誘導し続けているのです。
恐ろしいことであるよ。と思っているところなのでございます。