狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

友人とは私を怒らせることなく私を嗤うことのできる人間である。

2019年12月14日 23時39分56秒 | VSの日記


 本日12月14日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りを行った日で、マックス・プランクが黒体放射についてのプランクの法則を発表した日で、徳川好敏陸軍大尉が日本初の飛行実験に成功した日で、ノルウェーのロアール・アムンセン隊が南極点に到達した日で、国際連盟がフィンランド侵攻を理由にソ連を除名した日で、在日朝鮮人の帰還事業で初の帰国船が新潟港を出港した日で、女子高生の冗談が元で豊川信用金庫で20億円の取り付け騒ぎが起こった日で、日本が米輸入の部分開放を決定した日で、植芝盛平のお誕生日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は十四度。予想最低気温は二度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。





 体調が悪くてたりらりんとふらふらしながら仕事帰りに歩いていた或る夜のこと。
 狐は友人達の待ち伏せに遭いました。
 奴らは狐が体調が悪いと何処かから聞きつけて体調の悪い狐を嘲り嗤う為に狐の前に現れます。
 それはともかくとしてもだ。君達。事前に連絡を入れなよ。お願いだから。私にも都合があるのだよ。暇ではないのだよ。
 まずは「ご機嫌如何?」と挨拶をせねばなりません。
 「ご機嫌如何?」と挨拶した後に友人達に対応しました。

 友人達は、「体調を崩したそうだね!」「ふらふらしているそうだね!」「そんな君を嘲笑いに来てやったぞ!」「無様なのです!」と云うのです。
 友人達は一人の時はおとなしいのに4人揃うと変てこな方向で息がぴったり。
 私に隠れて台詞回しの練習でもしているのかしらん?
 そして私が体調を崩したことを何で知っているのだろ? 
 何処から聞きつけてくるのだろ?
 「我等の情報源については内緒だ!」「君のことは全てまるっとお見通しだ!」「我等に隠し事はできぬぞ!」「観念するのです!」
 むぅ。内緒かぁ。でもって全てまるっとお見通しなのかぁ。恐ろしい。
 良いでしょう。見るがよい。お仕事中に体調不良となった者の無様な姿を。そして嗤うがよい。

 友人達は私の姿を見てひとしきり嗤いました。
 指を指して嗤いました。
 大爆笑でした。
 そこまで嗤わなくてもよいのに。orz。




 散々嗤った後で友人達は、「我らは体調が悪い君を看病しにきたのだ!」「看病するふりをして弱った君をおもちゃにできると思って来たのだ!」「おとなしく我らの世話になるのだ!」「観念するのです!」と述べました。
 ちょっと待てこら。一人本音が混じっているぞ。隠せ。それは隠せよ。
 「直ちに君の部屋に向かうぞ!」「今宵は君の部屋で遊ぶぞ!」「君の部屋で君をお世話するぞ!」「観念するのです!」
 いやいやいやいやいやいやいやいや。お世話をしてもらうほどは体調は悪くないです。遠慮します。でもって一人本音が混じっているって。駄目だって。本音は隠せよ。
 しかし友人達は、「君の意見は聞いていません!」「今日は君の部屋で遊び倒すぞ!」「断固として直ちに君の部屋に向かいます!」「観念するのです!」と言うのです。
 勘弁してください。君達と遊んでいると体調が本格的に悪くなりそうです。まぢで悪化してしまいます。勘弁してください。 
 「問答無用です!」「準備はできているのです!」「一緒に来てもらいます!」「観念するのです!」
 まぢで私の部屋に来る気なのですか?
 「まぢです!」「本気と書いてまぢです!」「私達はいつでも本気です!」「観念するのです!」
 さすがは我が友人達。人の都合などお構いなしに清々しいほど欲望に忠実で尚且つ容赦ない。天晴な生き方です。

 その日は、私はその場から逃げ出す体力がありませんでした。
 何時如何なる時も逃げ出すだけの体力は確保しておかなければならないのに。
 体調が悪く逃げ出すだけの体力がありませんでした。
 そして油断していました。 
 哀れなる哉。油断しきった者よ。
 私・狐は友人達に腕をがしっと掴まれて、私の部屋に連れていかれてしまいました。私の部屋なのに。
 そして友人達から手取り足取り上げ膳据え膳の熱烈な歓待を受けお世話されてしまいました。
 そして、ありとあらゆるところを好き放題にされてわやくちゃにされてしまいました。

 無念であります。


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『The Five Star Stories』第15巻/永野護

2019年12月14日 17時12分12秒 | 漫画・ゲームに関する日記

 昨日の夜は、永野護の漫画『The Five Star Stories』の第15巻を読んでいました。

 ボォス星のハスハ連合共和国は、魔導大戦の開戦でバッハトマ魔法帝国とその連合国によって分断され多くの地がバッハトマ魔法帝国やその連合国の占領下におかれた。
 アトール聖導王朝の皇帝ムグミカ、剣聖ダグラス・カイエン、民生王ラオ・コレット・クルルは首都ベイジの王宮の中で炎に包まれて戦死した。
 アトール聖導王朝の次の皇帝と目されていたマグダルも行方不明で巨大なハスハをまとめる人物がおらずハスハ連合共和国は分裂を始めていた。
 そして星団中の国家が各々の思惑でハスハに侵攻或いは介入を始める……。

 黒騎士デコーズ・ワイズメルを追うヨーン・バインツェルは、アイシャの力を借り、ミラージュの騎士となっていた。
 彼はバッハトマ魔法帝国の動きを探っていて……。


 今巻は悪役が悪役っぽく憎々しくなっていますね。
 フィルモア帝国3王家の血を引くジークを追う三色の娘。剣聖ハリコンの登場。SBB デモールを駆るマヨール・レーベンハイト。ママドア・ ユーゾッタの開き直り。黒騎士VS破裂の人形。等々、今巻も大盛り上がりであります。


 面白かったですよ。
 続きが楽しみです。


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Neptune, the Mystic

2019年12月14日 14時46分55秒 | 曲名がタイトルの日記



 昨日の夜は、イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストが作曲した組曲『惑星』を聴いておりました。

 『Mars, the Bringer of War』の「ラスボスあらわる!」感溢れる勇壮な開幕。
 『Venus, the Bringer of Peace』のゆったりとした美し調べ。
 『Mercury, the Winged Messenger』の軽やかな楽しい曲調。
 『Jupiter, the Bringer of Jollity』の威厳のある格調の高さ。
 『Saturn, the Bringer of Old Age』の神秘的などっしりとした曲調。
 『Uranus, the Magician』の少しコミカルな軽やかな調べ。
 『Neptune, the Mystic』の虚無に還っていくかのような寂しく冷たく怖く悲しく美しいラスト。

 うっとりであります。
 よいでありますよ。

 いつもは最初の『Mars, the Bringer of War』に心揺さぶられるのですが、昨日はラストの『Neptune, the Mystic』が心に染みる……。
 私、かなりメンタルが落ちているのかしらん? 
 そろそろハイテンションモードに移行したい。と思っているところなのでございます。


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