昨日の夜は、映画『アナザヘヴン』のDVDを観ていました。
殺害した被害者の脳を取り出して調理して食べるという猟奇殺人事件が起こる。
警察が捜査をはじめるが次々と同様の犯行が繰り返される。
ある被害者が書いた犯人の似顔絵を元に犯人を逮捕するが、その犯人の頭には脳が入っていなかった……。
そして、犯人が死亡して真相が分からないまま捜査が終了しかかった頃、また同じ手口の殺人事件が発生する。
刑事の早瀬は「犯人は人間ではないのではないか?」という疑問を抱き始め……。
監督は、飯田譲治。
出演者は、江口洋介、市川実和子、松雪泰子、柏原崇、加藤晴彦、原田芳雄、井田州彦、岡元夕紀子、六平直政、柄本明、塩屋俊、阿藤快、大島蓉子、諏訪太朗、山本密、芦川誠、向井智紀、つじしんめい、荒川良々、信太昌之、真鍋由、乾貴美子、京極夏彦、綾辻行人、武田肇、など。
サスペンスホラー映画です。
まずは一言。腐の者は観るべし。
私は腐の者についてはよく知りませんが、腐の者にとってこの映画は観て損はないと思います。多分。
ただし、かなりグロイシーンが出てくるのでそこは気を付けてくださいまし。
さてさて。
この物語の設定は幾つかの前例はあるのです。
しかし物語を盛り上げてはらはらどきどきさせる仕組みの骨格はかなり上手く作ってあるのでOKなのです。
でもでも驚かせる為の仕掛けや演出が上手くいっていません。
大仰に、ここは(観客が)衝撃を受けるところですよとわざとらしく演出している部分が多々あります。
それが逆に観ている側の衝撃を下げてしまう効果となっています。
そのようなシーンはサラッと流すかカットしてしまったほうが良いのでは?
それに無駄なカットや無駄なシーンがたくさんあります。
もっと整理したほうがよいです。
面白かったのですが、もっと面白くなったのになぁ、と思った作品でありましたよ。