8日の台風一過の朝、庭を見ると、白い花が咲いています。ユリの花ですが、もう、開いたのかと思うほど急なことでした。
虫より先に撮影したいと思いましたが、次々、昼食を作り、遅くなってしまいました。半分諦めて、行ってみると
花粉がこぼれた花はあるものの、虫より先に来られたみたいです。タカサゴユリは大きくなっていますので、撮影も下からです。
遅くなったお陰で、青い空が覗き始め、太陽もうっすらと・・・
余り日が照ると目に悪いので丁度よかったですが、太陽が入ってくれたのは、位置的に、最後の1枚だけです。
タカサゴユリは筒外側に赤縞がありますが、シンテッポウユリには赤い縞がありません。
また、シンテッポウユリの葉は細く、繁殖は種子で行います。
シンテッポウユリ(新鉄砲百合) とは、夏~初秋、白い筒状花を咲かせるユリ目ユリ科ユリ属の耐寒性多年草です。
タカサゴユリ(高砂百合) と、 テッポウユリ(鉄砲百合)の自然交雑で、外見上、親の特徴を受け継いでいます。
ちなみに、シンテッポウユリの両親であるタカサゴユリとテッポウユリ(学名:L. longiflorum)はお互いに良く似ています。
どちらも筒状で同じ大きさの白花を咲かせますが、高砂百合の方が草丈が高く、開花時期が遅く、筒状花の外側に赤縞があり
葉は細いです。 テッポウユリは、春、タカサゴユリは、夏~秋にかけて咲きます。
原産地は、テッポウユリが南西諸島で、タカサゴユリは台湾です。
https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-shinteppoyuri_large.html を参考にしました。去年、調べていたものと同じですが、
上手にまとめられていました。写真も沢山掲載がありました。
3種の特徴を『ウィキペディア(Wikipedia)参照』より参照しました。
タカサゴユリ(高砂百合) 学名:Lilium formosanum 科名:ユリ科
和名:タカサゴユリ, ホソバテッポウユリ, タイワンユリ
台湾固有種でタカサゴユリはテッポウユリとの交雑種が多くまた変異も起きやすいと考えられており
たとえば花が純白でありながら葉が細く大型の個体が観察されるなど、その違いが外見からは判別しにくい
場合も多い。種子を多くつけ、風で運ばれて分布を拡げる。水はけがよく明るい草原や荒地などに到達すると
根付いて葉を伸ばす。
その場所の日当たり具合により球根の太り方に差があり、球根の状態により茎長や花の数などに差がある。
日本では1924年に園芸用に移入された帰化植物として全国に分布する。
本種はいわゆる連作障害が出やすいと言われ、一時的に根付き拡がっても数年経つと姿を消す場合が多い。
種子は新たな原野を求めて風に乗って各地に拡がり、種子が辿り着いたその地で生育して勢力を拡げ、ときに
群生して大きな花を咲かせるも、数年経つとまた他の地へ旅立つように去ってゆく。
場所が変われど、絶えることは難しいです。種を取り蒔いておくと、凄い数の芽が出ます。
テッポウユリ(鉄砲百合、学名:Lilium longiflorum)は、ユリ科 ユリ属 多年草球根植物である。
ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。丈が50cm~1m程度に生長し、楕円形で長い葉をつけ
葉脈は水平方向に入る。原産地での花期は 4~6 月で、茎の頂上に純白で細長い花を横向きにつける。
花長は 10~15cm、直径 5cm ほど、花弁が6枚あるように見えるが根元がつながっており筒状になっている。
雌雄同花である。
シンテッポウユリ (新鉄砲百合、学名:Lilium x formolongo)は、園芸用にテッポウユリと
タカサゴユリがかけ合わされた交雑種とされ、外見上も両者の中間的な特徴を持つとされる。
一般に、発芽から開花までの期間が短く(概ね1年程度以内)、花が白いが葉が細めであるなど、両者の特徴を
併せ持ち判別が困難である場合に「シンテッポウユリ」と呼ばれることもある。中には園芸用に花が上向きに
傾いて咲くものが選別されている場合もあり、様々な種が存在していると考えられている。
これらの多くは園芸用に栽培されているが、それらの中には種子を稔らせるものもあるため、それが野生化することも考えられる。
それだけ両種の間では交雑や変異等による変化が考えられ、外形上の判別が難しいことを示唆している。