フヨウは中国の中部を原産とするハイビスカスの仲間。日本にも自生しています。
7月から10月にかけて咲く花は、直径10センチ以上と大きく存在感もあるが、一日しかもたない「一日花」
であり、その儚さが風情を感じさせる。中国では古くから美人の形容に使われた。
今日のフヨウは今、11月23日現在も咲いています。(撮影日は21日です。)県道に接する公園ですが、誰も行く
人のいない公園です。
一応大きなメタセコイヤ・モミジバフウ・ナンキンハゼ・東屋があります。昨年は 2019/11/21 に投稿していますが
紅葉も残り全く違った景色です。2019年はフヨウはもう咲いていませんでした。
今年は台風の影響でイチョウの街路樹・公園のメタセコイヤをはじめ、すべての木々が塩害を受け
その後イチョウも青い芽を吹きましたが、大きくならないうちに、ちじれてしまいました。
公園では、今年は、フヨウだけが咲いていました。
と言いますのも、この公園は全く手入れが行き届かず、フヨウの剪定も昨年の花後、全くされていません。
剪定をされたのは、芙蓉がチラホラ咲き始めてからです。この時期に剪定かと思いましたが、少しはさっぱりした
公園になっていました。今年は暖かかったせいか今になって花が咲き始めました。
大きさは1m前後です。フヨウの成長は凄く早いです。1年で2・3mになります。
フヨウの剪定は花が終わった後、短く切られるものと思い、今日、フヨウ・サルスベリで有名な国分寺に行ってき
ました。
案の定見事に切られていました。少し早いかなと思い、行ったのですが、まだ切られたばかりの感じでした。
運かよかったぁ~\(^o^)/(2・3月に剪定されても十分大きくなります。)最後の2枚の撮影です。
【フヨウの育て方】
学名:Hibiscus mutabills 科名:アオイ科 属名:フヨウ属の落葉広葉 低木 別名:モクフヨウ(木芙蓉)
成長:かなり早い 移植:やや難しい 高さ:2m~3m 用途:公園/街路樹/
栽培環境:半耐寒性で東北地方南部以南の暖地に植栽できる。日向であれば土質を選ばずに育つ。
アスファルトやコンクリートの隙間から顔を出すほど力強い。高速道路の街路樹としても使われる。
剪定:冬を迎えるころに地上部をすべて切り除くように管理すると、高さ1.5m程度の状態を維持できる。
大株になると3ⅿぐらいになります。温暖な時季であれば根元で切り戻してもすぐに復活するが、花はその年に
伸びた枝の先端に咲くため、開花前に切り戻すと花つきが悪くなる。
病虫害:ハマキムシの発生が見られるので、見付け次第、駆除する。
酔芙蓉(白い一重のフヨウ)
学名:Hibiscus mutabilis cv. Vercicolor 科名:アオイ科 属名:フヨウ属 別名:木芙蓉(モクフヨウ)
原産地:日本・中国・台湾 花期:夏~秋 樹高:1.5m~3m
花言葉は「しとやかな恋人」「繊細な美」「心変わり」「幸せの再来」
葉は、10〜20cmほど、五角形状で掌状葉で互生。上部は浅く3〜7裂する。先は鋭くとがり、基部はハート形。
ふちには鈍い鋸歯があります。
花の色が変わるのは、アントシアニンの合成が理由です。アントシアニンは25℃以上の気温で合成し、温度が
高いとより色素ができやすいく赤みが強くなるようです。
名前の由来は、花色が変わる姿からお酒を飲んで酔ったように見えることからで、酔った芙蓉のようであるという意味。
【酔芙蓉(スイフヨウ)の育て方】フヨウと同じ育て方です。
九州では、空き地で見かけたりもする丈夫な植物です。暑さには大変強いですが、やや寒に弱いので寒冷地では
鉢植えにして冬は室内にとりこみます。
栽培環境:日当たりと水はけのよい場所に植えます。
水やり:地植えの場合は、特に必要ありません。鉢植えの場合は、土が乾いていたらたっぷりと水を与えます。
肥料:冬の落葉時期、株元に堆肥を施します。開花中には液肥を与えると花付きが良くなります。
剪定:11月か2~3月頃。
増やし方:挿し木で増やすことができます。3月~4月頃が適宜。
病虫害:ハマキムシ アブラムシ
一重の酔芙蓉です
国分寺の剪定されたフヨウです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます