6/30(火)、イオンシネマ新潟西で「15年後のラブソング」を観てきました。
新潟市内では、イオンシネマ新潟西での上映だったようです。
予告編はこんな感じです。
15年前に突如引退したアメリカの伝説のミュージシャン、タッカー・クロウ。
そんなタッカー・クロウのファンサイトを運営するほど彼を崇拝し、彼の謎を追い続けるイギリスのダンカン。
その妻、アニーの元にひょんなことからまさかのタッカー本人から連絡が!
アニーと、その夫でタッカーを崇拝するダンカン、そしてタッカー本人を巻き込む、不思議な関係が始まる…というドラマです。
アニーは何年もタッカーに熱狂し続ける夫のダンカンに嫌気が差し、ある日ネットでタッカーの過去の曲を酷評したところ、なんとタッカー本人から「君だけが正しい」と言われてしまうわけです。
ダンカンの中では永遠のカリスマミュージシャンのタッカー・クロウも、実際は冴えない男で、妻に逃げられ息子と二人でガレージみたいな家に住んでいたりします。
最終的にアニーはアメリカまでタッカーに会いに行ったり、さらに今度がタッカーがイギリスまでアニーに会いに来たりと、不思議な交流が生まれていきます。
しかし、ダンカンはずっとあこがれ続けたタッカー本人に出会うも、タッカーがあまりにも冴えない中年に成り果てていて本人だと気付けなかったり、理想と現実のギャップ、妄想だと思ってしまったことが現実に起こってしまった時のギャップなどを面白く描いた映画でした。
タッカーの存在がきっかけで、アニーとダンカンの夫婦のすれ違いが浮き彫りになり、さらに15年の夫婦生活を経て二人がそれぞれ新しい人生を歩みだすという、実はかなり大人のドラマになっているんですよね。
でも、あくまでコミカルに描くことで、夫婦の問題も重くならずにカラっと楽しめるところが魅力の映画だなと思いました。
余談ですが、タッカーの息子が「悟空とベジータの戦いが面白いよ!」と語る台詞が登場していて驚きました。
アメリカでも「ドラゴンボール」は人気なんですねえ。