舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

コロナ禍より前の日常を少しずつ取り戻そうとしている世の中に体が付いていかない。

2022-05-27 23:08:35 | Weblog


コロナ禍より前の日常を少しずつ取り戻そうとしている世の中に体が付いていかない。
あの静かで退屈だった緊急事態宣言の時期は、世の中的には大変だったけれど、個人的には気楽だった。

みんな何も出来なかったから、何も出来ない自分を気にする必要がなかった。
みんな日常に戻りたいと言うけれど、そもそもその日常が生きづらい人間もいる。



そりゃ自分もコロナ禍で経済的に苦しんでいる人達やイベントが中止に追い込まれる人達のことを思うと心が痛む。
ただ、コロナ禍のつらさがあるのと同じように、ただの日常がコロナ禍よりも生きづらい自分のような人間もいる…この悩みは下手したら世の中に存在していることすら気付かれていない。

コロナ禍が始まった2020年、「コロナに負けるな!」的な活動をしている人達がたくさんいて、僕も誘われたりしたが、とてもそんな活動に参加する気持ちにはなれなかった。
そもそも僕にはコロナ以前に普通に生きていくだけで戦うべき障害がたくさんあったので、コロナにはそこまで大きな関心がなかった。



コロナに負けずみんなで繋がろう、一つになろう、という当時の風潮にも抵抗があり、とにかく自分の人生を一人で勝手に生きていこうと思った。
しかし、そんなに強い人間ではない。世の中が大きく動けば影響を受ける。

コロナ禍より前の日常に戻ろうとする現在において、自分の生き方を維持できずにいる。
多分自分は、緊急事態宣言の時期に体験したあの静かなペースで生きるのが向いているのだ。

また、世の中から娯楽がなくなった時の、だったら自分から楽しいことを見付けたり作ったりしていこうという生き方も向いているんだと思う。
だから本当は、コロナ禍が終わっても、あの頃のように生きるべきなのだ。



でも実際は、世の中が活気を取り戻せばその影響を受けてしまう自分がいる。
特に、表現活動をしている人間なので、発表の場があれば参加したくもなってしまう。

でもそれは本当に自分が参加するべきものなのか、もう一度ゆっくり考えてみる必要がある。
自分の生き方を守るために、選ばない勇気も必要だ。



何はともあれ、5/26(木)にトークイベント「月刊おはなし図鑑」は無事に終わりました。
それから一日経って振り返ってみると、本番直前まで体調は悪かったけれど、いざ始まったら楽しくて、お客さんにも楽しんでもらえるような充実したトークが出来たと思います。

だから、あれこれ手を出して色々な課題を抱え込むのではなく、自分の本当にやりたいことを頑張るのが大切なのだと思う。
結局色々あった予定をいくつか断り、あとは残すところ原稿が1つだけなので、ひとまずそれに取り組んでいきます。
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