2/17(月)、イオンシネマ新潟西で、「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」を観てきました。
新潟市内ではイオンシネマ新潟西のみでの上映だったようです。
予告編はこんな感じです。
プロレスラーになりたくて養護施設を脱走したダウン症のザックと、クビになった職場を放火して逃亡した漁師のタイラーが偶然出会って始まるロードムービー。
最初は攻撃的だったタイラーが徐々にザックと仲良くなっていくことで優しくなっていくのが微笑ましかった。
ザックはダウン症ということもあって行く先々でトラブルを巻き起こすんだけど、憎めない不思議な魅力があるんですよね。
そこにタイラーも看過されていくし、施設から看護師のエレノアも追いかけてくるんですけど(実際に施設から利用者が脱走するとか大問題ですからね)、それでも最終的に何だかんだ旅に加わってしまうのも面白かったです。
そして家族のいないザックと兄を亡くした過去を持つタイラーは実は似た境遇の持ち主で、だからこそ二人が旅をしながら少しずつ仲良くなっていくのは見ていて温かい気持ちになりました。
最初は心に傷を持っていた登場人物が、旅をする中で大切なものに気付いて変わっていく、まさにロードムービーの醍醐味ですよね。
また、ザックが家族がいないからこそ悪役レスラーに憧れる、という設定も興味深かったです。
そして、最後に本当に憧れの悪役レスラーに出会い、なんとプロレスをさせてもらえることになります。
もちろん、ザックは全然強くないのでこっぴどく負けるんだけど、ザックを応援するタイラーにぐっときたし、僕も映画を観ながら応援してしまいました。
人に誰かに優しくできることは素敵だなと思える映画でした。