舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

一年半もかかってしまったよ。

2010-10-06 23:26:35 | Weblog
昨日は仕事が休みだったので、母校の農学部に行って来ました。

院生の友人たちと会って、その中の一人(Kくん)の研究室に勝手に入ってダラダラ話したり、友人の家に遊びに行って女装の話題で盛り上がったりして遊んでいたんですが、一番の目的は他にありました。

と言うのは、私が卒業した研究室の恩師に、就職したという挨拶に行ったのです。


就職したら先生に報告しようということは前から決めていました。
もし自分がこの先生に出会わなければ、例えば違う研究室に入っていたならば、恐らく今の自分は無いだろうなあと思うのです。

大学4年にして引きこもりになり、卒論提出も絶望的だった俺を、先生は何度も研究室に呼び出し、最後まで相談に乗ってい下さったのでした。
ある日、先生は俺を呼び出し、言ったのでした。
「内容はこの際何でもいいから、とにかく卒論を書きなさい。そして卒業しなさい」

俺の書いた卒論なんて、ただ紙面を文字の配列で埋めて閉じただけのものだと思います。
それを無理やり卒論と認めていただき、強引に卒業させていただいた、というのが事実です。
先生もただでさえ忙しい時期だったのに、かなりの時間を割いていただいていたんだなぁ・・・


そんな経緯で卒業した俺でしたから、卒業してから一年くらいは、先生には気まずくて会えませんでした。
一年半が経過して、ようやく先生と向かい合うことが出来たという感じです。

先生と話して思ったんですけど、あれほど苦痛だった研究室も、思い返すと楽しかった思い出がかなりあるのです。

先生から言われました。
「その時は辛いと思っていても、過ぎてしまえば笑いのネタになってしまうくらい大したことでは無いものだ」と。

散々迷惑かけておいてこんな事言うのもアレですが、俺は先生に迷惑をかけたとか辛かったとか、そんな思い出よりも、先生に会えて良かったとか、楽しかったとか、笑えたとか、そういう思い出だけ持って生きていこうと思います。
例えば、先生が飲み会の締めの挨拶を頼まれた時に「私はこうやってシメればいいんですかね」と言って自分の首を絞め出すという自虐ギャグを披露したこととか、そんな思い出ばかりを大切にしていこう。

そんなことを、先生と話しながら思った、チヒロ24の秋でした。


先生「ところで、介護の仕事はどうですか」

俺「いやまあ、まだ入ったばかりで慣れてませんけど、結構楽しいこともありますよ」

先生「そうですか。

まあ、私もあと二十年もしたらお世話になる訳ですが」



やっぱり自虐ネタだ!!

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