舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

2025年は2/2(日)が節分!本成寺の鬼おどり見に行ってきました。

2025-02-02 21:51:46 | Weblog
普段は2月3日が節分、4日が立春ですが、2025年の暦では2/2(日)が節分、3(月)が立春となるそうです。
こういう季節の行事は大事にしたい人間なので、毎年節分は楽しみにしています。

また、僕は新潟の伝統行事も好きです。
新潟の節分の伝統行事と言えば…





というわけで、2/2(日)、三条市、本成寺の鬼おどりを見に行ってきました。
前に来たのはコロナ禍の本当に直前の2020年の節分だったので、5年ぶりに見に来ることができました。

会場の本成寺は、三条駅の改札を出て、目の前の道をひたすらまっすぐに15分くらい進むと本成寺の門が見えてきます。
境内に入るとお祭りの屋台がたくさん出ていたので、お昼にお好み焼きを食べる。

そして、鬼おどりが行われる本堂の前には、中心の通路の左右に大勢の人達が集まっていました。
雪が降るかもしれないと心配しましたが、2月の新潟とは思えないほど青空で本当に春が近いようでした。





すると、3人の僧兵が太鼓をたたきながら通路を通って本堂に入っていく。
説明によると、この本成寺鬼おどりは室町時代、僧兵と農民が盗賊を追い払ったことに由来するお祭りだそうです。







すると今度は、本堂の横の通路から鬼たちが登場!
本堂の中で鬼おどりが始まる前に、外の観客の前にも面白い姿を見せてくれます。













5色の鬼はそれぞれ、赤鬼は人間のすべての悪い心、青鬼は貧相で欲深い心、黄鬼は愚痴や甘えの心、緑鬼はおごりたかぶりの心、黒鬼(近くで写真が撮れなかった)は疑いの心を表している。





そして、三途の川で亡者の衣服をはぎ取るという三途川婆(そうずかば)は、強欲なねたみの心を表しているそうです。



本堂の鬼おどりは有料で事前申し込みが必要だそうで、入れた人は羨ましい。
鬼たちは小さいお子さんを抱っこして楽しませるかと思わせて泣かせたりしていました。





そして、外で見ている人のために、赤鬼が外でも踊ってくれているではないか!
鬼なのに優しいなあ…





最後は本堂の中に集まった人達が、鬼たちに豆をぶつける!
すると、僧兵たちが鬼たちをやっつけ始めた!







やっつけられた鬼たちは本堂の外に出て倒れ込む。
まさに、もうこりごりだよー!





そして最後は3人の僧兵が登場し、全員で「えいえいおー!」と声を上げて、感動的に終わっていったのでした。
いやー、見に行けて良かった!



それにしても、盗賊をやっつけた歴史を、節分の鬼おどりにするなんて、昔の人は遊び心があったんだなあ。
そもそも節分も、鬼に豆をぶつけて厄払いするという発想自体が面白いですし、鬼もただ怖いだけではなくてどこかユーモラスでもあるあたり、こういう季節の行事は一年の貴重な楽しみだったんだろうなあと、あらためて実感できました。
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