舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

新潟国際アニメーション映画祭とがたふぇすに対して思うあれこれ。

2024-03-17 23:37:03 | Weblog
3/15(金)~20(水)、第2回「新潟国際アニメーション映画祭」が開催。
昨年、第1回が始まった時、いい試みだと思いつつも、いまいち乗れずにいた自分がいました。

僕は映画が好きだし、アニメーション映画も好きなので、いいアニメーション映画を紹介して、その芸術的価値を再評価し、その魅力を新潟から全国、そして世界に発信するのは素晴らしいことだと思います。
とはいえ、想像以上に映画祭の規模が大きいので、その全容を市民である自分が把握できないうちに開催され、いまいち乗れないうちに関係者だけが盛り上がっている、そんな印象を受けていました。

上映するアニメーション映画はどれも面白そうだし、昨年は押井守監督、今年は富野由悠季監督を呼ぶなど、かなり力を入れて頑張っているのは分かるのに、その魅力が市民にまで伝わってこないのが本当に勿体ない。
この、いいことをしているのに、その魅力が市民に伝わらず、どこか内輪だけで盛り上がっている感じがする勿体なさは、僕が「水と土の芸術祭」にも感じていることです。

せっかく面白そうな映画をやっているなら観てみたい気持ちもありつつも、これが10本くらいならどれを観ようか、なんなら頑張れば全部観てみようかと興味も沸くのですが、こんなに何十本もあるとどれを観ればいいか分からなくなる。
そこで昨年は、とりあえず前に一度シネ・ウインドで観て好きになったものの、レンタルも配信もなくて観返せずいた「ウルフウォーカー」というアイルランドの映画だけ観に行ってみました。


そして今年、昨年より規模は小さくなり親しみやすくはなったものの、それでもやっぱり作品が多すぎて、どれを観ればいいか分からず。
そもそも僕はお金も時間も余裕がないのに、あらゆるものに興味を持って全部観に行ってしまいたくなる人間なので、どこかで制限をする必要があるわけで、だったらもうどれを観るか悩むのも面倒だし、いっそ一本も観ない!関連イベントにも行かない!と思っていました。

そんな中、3/17(日)に古町で「新潟国際アニメーション映画祭」に合わせたステージイベントが開催されるので、見に行こうと友人のあだちさんから誘われ、これも何かの縁と思い、せっかくだから見に行ってみることに。
というわけで、あだちさんと古町ルフルの前の特設ステージで、市ノ瀬瑠莉さんと石内裕之くんというお馴染みの二人のライブを見ました。

すると、市ノ瀬瑠莉さんのライブが、「新潟国際アニメーション映画祭」に来た外国人の方や、関連イベントとして同時開催されていた「がたふぇす」で「ドラゴンボール」のグレートサイヤマンや「ジョジョの奇妙な冒険」の空条承太郎のコスプレをしていた人達を巻き込んでいたではないか!
こうやって頑張って新潟を盛り上げている人達を見ると僕も応援したきはなりますし、ひとまず雰囲気だけでも楽しめて良かったなと思いました。








せっかくなので、ライブのあとで看板の前で記念撮影もしてきました(あだちさんが)。
そこで、海外から新潟国際アニメーション映画祭を見に来た人も記念撮影をしていて、英語で話しかけられて困っていたら「本当ハ日本語話セマス」「美味シイ日本酒ノオ店ヲ教エテクダサイ」と言われて、古町の居酒屋を教えるという思わぬ国際交流もしてしまった!





また、古町の「がたふぇす」では市ノ瀬瑠莉さんが描いたイラストも展示されいたので、写真も撮ってきました(あだちさんが)。
Twitterで「がたふぇす」を「盛り上がってない」「文化祭みたい」と批判する投稿も見ましたが、もういっそそのチープささえも愛する勢いで、市民の文化祭というのを全面に押し出して、それを町が応援するのでいいんじゃないだろうか。

新潟の人達の特色なのか、なんとなく県外の有名な人にばかり目を向けて地元の文化を軽視しがちという雰囲気がある気がするのですが、豪華ならいいってものでもないと思うんですよ。
「新潟国際アニメーション」にしろ「がたふぇす」にしろ、地元の人が楽しむのが一番大事だと思います。



その後、あだちさんと古町でダラダラ話していたら、「新潟国際アニメーション映画祭」を企画している人地である梨本諦嗚さんにばったり遭遇して、僕がパレスチナ連帯スタンディングをしていることをめちゃくちゃ応援してくれました。
いやあ、頑張っていればちゃんと見てくれる人がいる!というわけで、梨本さんたちが頑張っている「新潟国際アニメーション映画祭」も、ちょっとは見てみようかなという気持ちになった、そんな日でした。
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