書き残していた映画の感想をまとめて書いていきます。
3/14(水)に、シネ・ウインドで『否定と肯定』を観て来ました!
シネ・ウインドでは3/3(土)~16(金)の2週間上映。
予告編はこんな感じです。
ホロコーストの研究をしている歴史学者の女性が、ホロコースト否定論者から訴えられ、裁判でホロコーストの存在を証明しようとする法廷劇です。
何が驚きって、この裁判は1994年に実際にイギリスであった出来事なんですよね。
ナチスのユダヤ人大量虐殺、ホロコーストという人類の過ち、悲劇を否定するような人間がいること自体が驚きですが、そういう人は本当に存在したのだそうです。
現代の日本でも、フェイクニュースや歴史改竄など、歴史的な事実を真っ向から否定し、反論者のことは徹底的に叩くような人間が存在することに驚かされますが、そういう人間は昔からいたんだな…と言うか、まったく他人事とは思えない映画でした。
僕も日本に住んでいて、そういう歴史改竄主義者とでも言うべき人達(例えば南京大虐殺を否定するような)の主張を目にするたびに本当にうんざりしていたので、この映画に登場するホロコースト否定論者を見て、非常に怒りを覚えました。
映画の冒頭、彼らホロコースト否定論者の主張を看過できない主人公は、自分の講演の中で彼らの主張を否定するのですが、なんとその会場にホロコースト否定論者本人がいて、客席から主人公のことを徹底的に汚く叩きのめす、というシーンがいきなり登場し、「こういう奴は何でこうも図々しいのか!」と、ここ最近日本で自分が感じていた怒りの気持ちを思い起こされてしまいました。
という訳で、主人公たちはホロコースト否定論者と裁判で争うことになり、裁判で勝つにはホロコーストの存在を証明しなければいけないわけです。
そこで主人公たちは、実際にホロコーストの跡地へと向かい、徹底的に現場を調査、検証していくのですが、本当に「頑張れ…!!頑張れ…!!」と応援してしまいました。
で、その後、裁判で争うことになるのですが、やはり相手も狡猾で手強く、あの手この手で言い負かそうとしてくるのですが、その一つ一つに対し実際の細かい調査、検証に基づくデータで反論していく様は本当に「アンタ、よくそこまで調べたよ…!!立派だよ…!!頑張れ…!!頑張れ…!!」と、実際に裁判を見ているかのような緊張感の中で祈るような気持ちで主人公を応援してしまいました。
そして、この出来事は歴史的事実なのでネタバレも何もないと思うので書いてしまいますが、最終的に主人公が裁判に勝利した時は、本当になんていうか、本当の意味で「正義は勝つ」ってこういうことなのか!と力強く感動しました。
何が感動的って、これが実際に1994年に起こった出来事であり、実際にこの主人公の歴史学者の女性はホロコースト否定論者に対し裁判に勝利していたという歴史的事実が、何よりも心強いと思いました。
間違った歴史認識や、権力の不正を見過ごすような主張がこれだけ横行するようなこの現代に生きていると、挫けそうになることもありますが、この映画はそんな現代を生きる人間たちへの一つの希望となると思いました。
3/14(水)に、シネ・ウインドで『否定と肯定』を観て来ました!
シネ・ウインドでは3/3(土)~16(金)の2週間上映。
予告編はこんな感じです。
ホロコーストの研究をしている歴史学者の女性が、ホロコースト否定論者から訴えられ、裁判でホロコーストの存在を証明しようとする法廷劇です。
何が驚きって、この裁判は1994年に実際にイギリスであった出来事なんですよね。
ナチスのユダヤ人大量虐殺、ホロコーストという人類の過ち、悲劇を否定するような人間がいること自体が驚きですが、そういう人は本当に存在したのだそうです。
現代の日本でも、フェイクニュースや歴史改竄など、歴史的な事実を真っ向から否定し、反論者のことは徹底的に叩くような人間が存在することに驚かされますが、そういう人間は昔からいたんだな…と言うか、まったく他人事とは思えない映画でした。
僕も日本に住んでいて、そういう歴史改竄主義者とでも言うべき人達(例えば南京大虐殺を否定するような)の主張を目にするたびに本当にうんざりしていたので、この映画に登場するホロコースト否定論者を見て、非常に怒りを覚えました。
映画の冒頭、彼らホロコースト否定論者の主張を看過できない主人公は、自分の講演の中で彼らの主張を否定するのですが、なんとその会場にホロコースト否定論者本人がいて、客席から主人公のことを徹底的に汚く叩きのめす、というシーンがいきなり登場し、「こういう奴は何でこうも図々しいのか!」と、ここ最近日本で自分が感じていた怒りの気持ちを思い起こされてしまいました。
という訳で、主人公たちはホロコースト否定論者と裁判で争うことになり、裁判で勝つにはホロコーストの存在を証明しなければいけないわけです。
そこで主人公たちは、実際にホロコーストの跡地へと向かい、徹底的に現場を調査、検証していくのですが、本当に「頑張れ…!!頑張れ…!!」と応援してしまいました。
で、その後、裁判で争うことになるのですが、やはり相手も狡猾で手強く、あの手この手で言い負かそうとしてくるのですが、その一つ一つに対し実際の細かい調査、検証に基づくデータで反論していく様は本当に「アンタ、よくそこまで調べたよ…!!立派だよ…!!頑張れ…!!頑張れ…!!」と、実際に裁判を見ているかのような緊張感の中で祈るような気持ちで主人公を応援してしまいました。
そして、この出来事は歴史的事実なのでネタバレも何もないと思うので書いてしまいますが、最終的に主人公が裁判に勝利した時は、本当になんていうか、本当の意味で「正義は勝つ」ってこういうことなのか!と力強く感動しました。
何が感動的って、これが実際に1994年に起こった出来事であり、実際にこの主人公の歴史学者の女性はホロコースト否定論者に対し裁判に勝利していたという歴史的事実が、何よりも心強いと思いました。
間違った歴史認識や、権力の不正を見過ごすような主張がこれだけ横行するようなこの現代に生きていると、挫けそうになることもありますが、この映画はそんな現代を生きる人間たちへの一つの希望となると思いました。