舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

シネ・ウインドで、ロマンポルノリブートプロジェクト第一弾!「ジムノペディに乱れる」を観て来ました。

2017-03-08 23:31:48 | Weblog
ブログに書き残してきたことを時間が経ったけど書いていこうのコーナー!

ひとまず、1月の思い出はブログに全部書いてきました。(ここにまとめてあります。)
あらためまして、1月を振り返ろう!~完全版~ そして2月へ・・・

そして、2月の思い出もブログに全部書くことが出来ました。(ここにまとめてあります。)
さあ今こそ2月を振り返ろう!



と言う訳で、今は3月の思い出を振り返って書いています!





今回は、3/5(日)に、シネ・ウインドでロマンポルノリブートプロジェクトの第一弾、行定勲監督の「ジムノペディに乱れる」を観て来た思い出を書いていきます。

まず、ロマンポルノリブートプロジェクトとは何かと言うと、かつて一斉を風靡したロマンポルノ映画というジャンルに、現代の有名な5人の映画監督が挑む!という企画です。
全国で様々な形式で上映されているらしく、上越市の高田世界館は一週間に5作品を上演したそうですが、新潟市ではシネ・ウインドで一ヶ月に1~2本のペースで、一週間ずつ上映していくそうです。



で、僕はこのロマンポルノリブートプロジェクト、こういう企画が行われると知ってから本当に心待ちにしていたので、新潟で観られるのは本当に嬉しかったです。ありがとうシネ・ウインド!
同じくこのロマンポルノリブートプロジェクトを楽しみにしていた人妻よし子さんと、二人で観に行って来ました。

そもそも僕はロマンポルノなんて辛うじて2作品観たことがある程度でほとんど知らなかったのですが、「ジムノペディに乱れる」は行定勲監督の作品で、僕は「GO」が大好きだし、昨年観た「うつくしいひと」もいい映画だと思ったので、そんな行定勲監督が一体どんなロマンポルノを撮るのだろう?ととても楽しみでした。
また、この映画にはなんと普通に知り合いの田嶋真弓さんが出演しているという情報を聞き、一体あの田嶋真弓さんがロマンポルノでどんな姿に・・・!?と、そういう意味でも楽しみにしていました。



で、そんな訳で期待して観て来た「ジムノペディに乱れる」の感想ですが、純粋に面白かったです!すごく面白い映画だと思いました!
まず最初に、この映画がと言うより、「ロマンポルノ」というジャンルそのものが面白いなあと思ったので、それについて書いていきます。

ロマンポルノとは、10分に1回以上の濡れ場という条件のもとに作られる映画なのですが、その条件が映画をこんなに面白くしているとは!という驚きがありました。
というのも、濡れ場が来ると人間どうしてもスクリーンに釘付けになってしまうので映画に引き込まれるし、さらに濡れ場が終わったあとも「次は一体どんな濡れ場が来るんだろう…?」と思ったり、新しいキャラクターが登場するたびに「今度はこの人の濡れ場なのか?」と、映画を観ながらもまったく飽きることがないのです!

そんな訳で、まずは単純にロマンポルノというものそのものの面白さを発見できて、これはますます他のロマンポルノリブートプロジェクトが楽しみになってきました。
他の監督がどうやって10分に一回の濡れ場を表現するのかすごく気になるので、もちろんロマンポルのリブートプロジェクトは5作品コンプリートするしかないなと思いました。

ただ、他の映画がどうなるのかは分かりませんが、この映画に関して言えば、もっとストレートにエロい映画なのかと期待していた部分もあったのですが、そういう予想とはちょっと違いました。
よく考えたらこれはロマンポルノであって完全エロ目的のAVとは違うので、あくまで主体はストーリーであって、その中に濡れ場が挿入されるような構造だったなあと思いました。

また、この映画を観て思ったよりエロい気持ちにならなかった理由として、確かに濡れ場には釘付けになるのですが、それ以上に僕は主演の板尾創路さんに釘付けになってしまったことがあります。
板尾さん演じる主人公の男が、この先一体どうなってしまうのか?という、観れば観るほど次が気になるストーリーに引き込まれました。

また、板尾さんの演技も良くて、特にあのちょっと無表情な板尾さんの顔に感情が浮かぶ瞬間とか、そして何よりあの板尾さんの退廃的な表情で演じられる濡れ場!すなわちセックス!なかなか見応えありました!
板尾さんのセックスは、どうしてこんなにも生々しいのか!いやー最高です!

生々しいと言えば、濡れ場の有無にかかわらず、登場人物はみんなどこかにいそうな生々しいキャラクターだったのもすごく良かったです。
あと、そんな生々しいポルノ映画にもかかわらず、これは褒めていることになるのかどうか分かりませんが、ところどころ笑えるポイントもありました。

やっぱり主演が板尾さんだからどうしても観ながら笑いを探してしまった部分もあったのですが、それ以上に全体的に濡れ場に、「なんじゃこりゃー!」という演出が挿入されるので、その度になんだか笑ってしまいました。
特に、知り合いの田嶋真弓さんの出演しているシーン、個人的にこの映画の中で一、二を争う「なんじゃこりゃー!」でした!

僕はどんなジャンルであれ、映画を観て「なんじゃこりゃー!」って心の中で叫びたくなる瞬間は、幸せな映画体験だと思っているんですけど、そう考えると「ジムノペディに乱れる」は超いい映画だったなあと思います。
そして最後にもう一ヶ所、最大級の「なんじゃこりゃー!」があるのですが、その直後の急展開に「なるほど!こういう映画だったのか!」という驚きと感動もあり、ラストはそれまでの全ての濡れ場にも納得させられるエモーショナルに包まれるという、素晴らしい映画だったと思います。

と言う訳で、ロマンポルノリブートプロジェクト第一弾として観た、行定勲監督の「ジムノペディに乱れる」、面白い映画でした!
何度も言いますが、他のロマンポルノリブートプロジェクトもますます気になって来ました。

ところで、「ジムノペディに乱れる」の感想をFacebookに投稿したら、出演していた田嶋真弓さんからコメントがあって普通に返したんだけど、ついさっきまで見ていたポルノ映画に出演していた人と普通にやり取りするのってなんか面白いしちょっと照れますね。
田嶋さんもお疲れ様でした!





舞い上がる。の思い出はまだまだ続きます!
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