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4/23(火)、新津美術館「ホキ美術館名品展 究極の超写実絵画」を見に行ってきました。
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写実絵画とは、まるで写真にように本物そっくりに緻密に描く絵画のこと。
そんな写実絵画専門の美術館、千葉県のホキ美術館に収蔵されている様々な作家さんの写実絵画を展示しています。
実際に見てみた写実絵画は、まるで絵の中に入って手で触れそうな草木の茂み、日光の眩しさ、夕焼けの暖かさ、冬の寒さなどその場所や時間の気温や匂いまで伝わってきそうな風景画、実際に手に取れそうな果物や花の静物画などなど…
写真のように緻密に描かれた写実絵画の実在感は、写真以上でした。
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また、写実絵画の人物画は血管まで緻密に描かれた肌や髪の毛、衣服の手触りまで伝わってきて絵画なのに生きた人間の確かな存在感がありました。
中には、SFのような架空の登場人物を緻密に描くことで本当に生きているように感じられる絵画もあり、非現実が現実のように伝わるという不思議な存在感がありました。
写実絵画は立体では映像でもないのに、視覚はもちろん、本当にそこに存在しているように五感を刺激するような絵画だなあと思いました。
例えば写真は一瞬で撮れてしまいますが、こういう写実絵画の多くは1年近くかけて1枚の絵が描くそうで、五感で感じ取る対象物のすべてを捉えて二次元の絵画に込めようとするという、無謀とも言える人間の熱意が、究極の実在感を生み出すのかもしれないなと思いました。