はい、始まったはいいが一向に進まない、チヒロブルースの一人芝居『戦うニートの死ぬとき』
一つ前が「出来るまで。」なら、今回は「出来るまで。が出来るまで。」というグダグダっぷりです。
今までのあらすじはこちら。
「チヒロブルース一人芝居 『戦うニートの死ぬとき』 開演です。」
「『戦うニートの死ぬとき』が出来るまで。」
『戦うニートの死ぬとき』は、新潟でどんだけ面白い演劇が作られようと俺にとって一番面白いのはこれだ!という決死の覚悟で挑むお一人芝居です。
どんだけ決死かって、10月10日までに生活リズムを改善しないと死ぬってくらいですからね。
とにかくこの演劇は、俺が面白いと思う!ってのが最大のポイントです。
面白いと思う理由は主に二つあります。
一つ目の理由は、これが自分を扱うものだからです。
最近、自分の興味の対象が、どんどん自分そのものに向いているのを感じます。
ナルシシズムって意味じゃなくて、自分のその時の気持ちに正直になろうとか、そういう感じです。
例えば、今僕はいわゆる演劇ってやつに出てないですが、それは何でかよく分からないけど別に出たくなくなったからです。
また以前は演劇という文化に貢献したいとか、地方演劇を発展させたいとか、無駄に考えてましたが、もうそんなこと考えてないです。
それより自分の楽しいの方が百億倍大切なんで、自分が好きなこと、やりたいことを最優先させようと思っています。
だから、他人からの評価とか本当どうでも良くて、やりたいこと以外の選択肢はもうほとんど無視してます。
結局、人間は主観でしか生きられないんで、極論を言えば俺が面白いものこそが世界で一番面白い!
つまり、俺が面白いしやりたいから絶対面白いんだ!という極めて乱暴な理由です。
そういう理由で始めたこと、例えばNIIGATA BLUESとか演劇人トーーク!とかありますが、あれは未だに自分でも面白いと思うので、この感覚を信じます。
二つ目の理由は、これが普通の生活を扱ったものだからです。
僕は以前から「演劇人の生活はどんな演劇より面白い説」という時論を持っています。
どんなに面白い演劇も、日常で起こる予測不能の面白さには勝てないと思うのですが、そのことに気付いてない人があまりに多い気がします。
そう思って始めたのが演劇人トーーク!だったりするんですが、今回は自分にスポットを当てると。
また、そういう目的で自分の日常を面白おかしく記録し続けているのがこのブログです。
僕はこれを世界一面白いブログだと思っていますから、一番面白い演劇を作るに当たって、ブログという形態を取ったのも、僕にとっては極めて自然なことです。
で、その二つを踏まえた上で、何で僕がこんなに自分にこだわるかって言うと、僕は自分の事がよく分かってないから理解したいんですね。
もともと僕は自分を、特にメンタルヘルスを上手くコントロールできないから、その謎を解明してやりたいと。
もっと言うと、自分を解明することで僕は確実に宇宙の真理に一歩近づくと思うんです。
これが僕のライフワークです。自分でも言ってて意味分からないですが。
話が大分脱線しましたが、以上の理由で、『この戦うニートの死ぬとき』は面白くなると思います。
生活改善という目的が達成できなかったら死ぬという命懸けの設定があるし、宇宙の真理に迫ろうという壮大なテーマもありますから。
しかし、そんな壮大な世界観を持ちながらも、実際はニートの日常の記録というのが非常にせせこましくて好きです。
ある意味、セカイ系の演劇ですこれは!
長くなりましたが、最後にこの公演のルールを確認しておこうと思います。
・10月10日から19日まで、毎日の生活を記録すること。
・生活改善のため、早寝早起きを試みること。
・10月20日までに達成できなかったら死ぬこと。
とか言っておきながら、前置きだけですでに二日間も経過してしまって、10月10日、11日の二日間の記録をまだ全然してない!
しかも、話が長くなり過ぎたので、すでに午前4時という全く生活改善ができていない!
そんな開始早々、全然上手くいっていないこの公演ですが、まあ、最初はそういうこともあるよね!
という訳で、今後の活躍にご期待ください。