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ジョン・ウー監督最新作!チャン・ハンユー&福山雅治ダブル主演!『マンハント』観て来ました!

2018-03-10 19:02:07 | Weblog


3/9(金)に、『マンハント』を観て来ました。





予告編はこんな感じです。



『マンハント』は、『男たちの挽歌』などに代表される香港アクション映画の巨匠、ジョン・ウー監督の最新作。
香港映画以外にも、『ミッション:インポッシブル2』などのアメリカ映画も手掛けられています。

そんなジョン・ウー監督が最新作の舞台に選んだのは、なんと日本!
日本でオールロケだそうです。

あとから知ったのですが、この映画『マンハント』の原作は、西村寿行さんの『君よ憤怒の河を渉れ』という小説であり、過去には同タイトルで佐藤純彌監督が高倉健さん主演で一度映画化もされているのですね。
僕はこの『君よ憤怒の河を渉れ』はまったく知らなかったので、いつか小説も映画もチェックしたいなと思っているのですが、ひとまずそういう予備知識がまったくない、完全にこの映画を初めて観た人間の感想として書いていきます。



注目ポイントはやはり、チャン・ハンユー(張涵予)さんと福山雅治さんのダブル主演!
まさかこの二人がジョン・ウー監督の映画で共演する日が来るとは!そしてそれを映画館で観られる日が来るとは!



チャン・ハンユーさん演じる製薬会社の顧問弁護士は、ある日、何者かの罠にはめられ、社長秘書が殺害された事件の容疑者とされてしまい、逃亡を図る。
福山雅治さん演じる敏腕刑事は彼を追い詰めるが、次第に犯人は他にいると気付き、独自で捜査を進めていく。

巨大な陰謀に立ち向かおうとする二人の前に、それを阻もうとする殺し屋たちが次々と襲い掛かる…
果たして二人は事件を解決することが出来るのか…事件の真相は…? 犯人は誰なのか…?



二転三転する物語や目まぐるしいアクションに翻弄される映画ですが、この物語の見所の一つ目はやはり、主演の二人にあると思います。
最初は敵対していた二人の間に絆が芽生え共闘する、次第に事件の真相に近付き巨大な陰謀に立ち向かう、という物語は極めて王道の展開だと思います。王道の燃える展開ってやつですね。



そしてこの映画の見所の二つ目は、もちろん言うまでもなく、アクションです!
ジョン・ウー監督の得意とする銃撃戦はもちろん、カーチェイスも、それどころかボートチェイスまで、最初から最後まで様々なアクションが目まぐるしく展開します。

まるで香港映画かハリウッド映画のようなアクションが、日本の見慣れた風景の中で、見慣れた日本人の俳優さんたちによって描かれるのは、すごく新鮮な感じがしました。
よく、アクション映画では日本は香港映画やハリウッド映画にはかなわないなんて思ったりしますが、でもちゃんとした監督が撮ればここまでカッコいいアクションが出来るじゃないか!という感動があったりしました。



と言うか、映画を観ながらどうしてもずっと思ってしまったことが一つあるのです…ここ、本当に日本なんですか!?
いくら警察とは言え、銃社会でもない日本であれだけの銃撃戦が起こることなんて絶対有り得ないでしょ!!

いや、現実じゃなくて映画だからって言ってしまえばそれまでなんですけど!!
確かに日本だって、刑事ドラマやヤクザ映画の中では銃撃戦って登場しますけど、とは言え、あそこまで派手な銃撃戦を見せられてしまうと、さすがにそれはやりすぎだ!って思ってしまうわけです。

銃撃戦以外にも、カーチェイスにしろボートチェイスにしろ、他にも大量のバイクで襲い掛かる殺し屋集団とか、それに日本刀で立ち向かう主人公とか、いくらなんでもやりすぎだー!っていうアクションがてんこ盛りなんです。『ミッション: インポッシブル』じゃないんだから!!
でも、よく考えたらアレだってアメリカで日常的にあんなアクションが起こることなんて有り得ないわけなんですけどね。

多分、今までどこか自分の中にアメリカ=ハリウッドの中のアメリカ、みたいな認識があって、アメリカを舞台にどんな派手なアクションが展開しようと、すんなり受け入れちゃったりしていたんだなあ、なんてことに気付いたりしました。
だから、そんなハリウッド映画並みのアクションを、見慣れた日本の風景と俳優さんたちによって見せ付けられると、とんでもなく「こんなの観たことない!」っていう強烈に新鮮な体験、というか強烈な違和感さえ抱いてしまうわけです。

もっと言えば、最終的に明らかになるこの物語の事件の真相も、「いやいやいや、いくら映画だからってそんなこと有り得ないだろ!」っていう、あまりにも現実離れしているのです。
だから、俳優さんたちもアクションめちゃくちゃカッコいいのに、全体的に強烈な違和感を放つ、とにかく凄まじく「変な感じ」のする映画なんですよね。

じゃあ、それが面白くないかと言えば、まったくそんなことはなくて、めちゃくちゃ面白いのです!
見慣れた日本と架空のニッポンの独特のバランスによる世界観が、この映画じゃないと体験できないフレッシュな面白さを生み出していたと思います。

寧ろ、有り得ないニッポンであるからこそ、現実から乖離した映画の中だけの世界を楽しむことが出来たとも言えますね。
それに、そういう細かいツッコミどころが気にならないくらい、アクションがめちゃくちゃカッコいいからそれでいいじゃん!!と思わせてしまうほどのインパクトのある映画もあると思います。

世の中には、現実と地続きの人間の痛みを描くような映画(最近観た映画だと『デトロイト』『スリー・ビルボード』『ビジランテ』など)もありますが、この映画はそういうタイプではなく、純粋にアクションを楽しむ娯楽映画なのだから、これはこれでいいじゃん!と思うわけです。
細かいことは気にせず、すげー!カッコいいー!とアクションを楽しみながら熱くなれる、こんな映画も大好きですよ!!(『悪女/AKUJO』みたいな重苦しくて容赦ない残虐なアクション映画も大好きですけど、こういう派手でカラっと楽しめるアクション映画もいいですよね!)



それにしても、『こどもつかい』のタッキーとか、『全員死刑』の間宮祥太朗さんとか、最近観た『サニー/32』の北原里英さんとか、アイドルやイケメンや美少女の主演映画が変な映画だとファンの人はどんな気持ちになるんだろう…って考えると面白いですよね。
福山雅治目当てで『マンハント』を観に行った母は「変な映画だった」って笑ってました。
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