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はい、ここ最近の思い出でブログに書いてなかったことをどんどん書いていこうシリーズ!
これから、Accendere(アッチェンデレ)の『半神』を観劇した感想を書いていこうと思います!
Accendere『半神』は、9/19~25にえんとつシアターで行われた公演です。
僕は、9/21(水)に観劇してきました。
一つ前の記事では。このAccendere(アッチェンデレ)の『半神』を観劇する前の気持ちについて、非常にじっくり書いてしまいました!
「Accendere『半神』を観劇したので感想を書こうと思いますが、その前に!これだけは言わせてくれ!」
と言う訳で、長い前置きも終わったことだし、いよいよ本題である感想を書いていくぞ!…と思ったのですが、俺は気付いてしまった!
俺は一つ前の記事に時間と情熱をかけすぎてしまった余り、肝心の感想を書く時間も情熱も、もう俺には残されていないではないか!なんという本末転倒であろうか!
途方にくれていた俺であったが、その時、俺は思い出した! 俺は観劇直後に、大量の感想をTwitterとFacebookに投稿していたのだ!
いやー!感想ってのは新鮮なうちに言葉にしておくに限りますなあ!
と言う訳で、Accendere『半神』観劇後の俺の感想、そのまま並べていきます!
・アッチェンデレ「半神」観ましたよ。でさー、俺は本当に集中して観たんですよ。もうこのお芝居のいいところもそうじゃないところも全部見逃さないぞ!って気持ちで。終わったら超アンケート書くぞ!って思ったんですけど……ア ン ケ ー ト ね え で や ん の !このもやもやをどうしろと?
・アッチェンデレ「半神」は俺の中で見事に賛否両論で、もう素晴らしすぎる!このシーン観ただけでも観劇する価値あった!って部分と、うーわクッッッッソ寒いわー滑ってるわーこれだったらいっそカットした方が良かったんじゃね?って部分が見事に両方あって、その二つがシャム双生児のように俺の中で…
・なんで、超割りきれない気持ちです。そう、シャム双生児のように!そう、半神だけにね!っていう、そこまで計算してたらあっぱれですね(笑) でもまあ、全体的に前半は微妙で後半は超良かったんで、観劇後の気持ちとしては悪くないなって感じですねー。たいへんよくがんばりました。
・シャム双生児の二人はすごく良かったと思う。脚本がいいってのはもちろんすごくあるけど、あの二人が登場するだけで切なかったな… あーもう切ないんだよ!Bキャストで観たけどBキャスト良かったな。
・何度も言うがシャム双生児のシュラとマリアは本当切ないんだよな。シュラはマリアを憎んでるけど同時に守ってもいるんだなって思うと本当切ない。二人が寝てるシーンとか泣きそうだった。あと家庭教師との会話で、障害の当事者とそうじゃない人とのギャップみたいなのが感じられて切なかった。
・ネタバレをなんとか防ぎつつ言いますが、クライマックス手前の記念撮影のシーン!最高すぎます!もうこのシーン観ただけで2000円の価値あったわー!って思いました。役者、演出、音響、照明、そして何より劇場の使い方、すべてが完璧!うわーもう最高だ!アレ誰が考えたのだろう。拍手です!
・イシケンが劇団@nDANTE「三月の握力」の時に使った、えんとつシアターに出入口が二ヶ所あることを利用した演出があって、当時は正直ちょっと微妙だったんだけど、今回のアッチェンデレ「半神」では見事に効果的に使われてて「ああッ…イシケン…今度は上手くいったよ…」って嬉しくなりました。
・内藤くんとイシケンは全力で演技してるとあんなにも惹き付けられる素晴らしい役者なのになんで笑いを取ろうとすると途端にあんな下ッ手クソんなるんですかね。笑いはさ、演技ですって分かっちゃった途端滑るよね。そうじゃない、二人のガチ芝居のぶつかり合いシーンは本当最高だったんすけどね。
・っていう、誉めてんだか酷評してんだか分からない感想だけどそこが一番気になったかな。前から思ってたことだし。
・アッチェンデレ半神、良いとこは評価してますが、やっぱり笑いはみんな全体的に下ッ手クソだなって思いました。何故こんなに笑いにこだわるかと言うと笑いで清々しく笑えるかどうかはその団体の在り方そのものに関わる大事な部分だと僕は考えるからです。(いや俺が誰よりも超笑ったとこもあったけど)
・だから何て言うか、アッチェンデレはやっぱり俺の苦手な類いの劇団ですね。何て言うか、自分と同世代の若手劇団のくせに友達になりたさが足りない。技術がないわけじゃないが何か物足りない。役者の一人一人は魅力的だし仲良くなりたいんですけど。要するにやっぱり野球部現象ですね。
・俺はプロアマ問わずいい演劇は観劇後に世界の見え方が変わってしまうものだと思ってるんだけどアッチェンデレ「半神」は正直そこまででもなかったです。でも意欲作であることは間違いないのでそこは評価したいです。そんな感じですかね。いやでも本当いいところはめっちゃ良かったんですよ!!
・そして何故、今回俺の感想が比較的厳しめかと言うと、アッチェンデレのチラシに「新潟演劇界選りすぐりのキャストが真っ向勝負を挑む」とか書いてあったから、新潟演劇界選りすぐりのちひろとして真っ向勝負で感想を言わせていただきました。他にもまだまだあるけどひとまず以上です。続きは放送で。
・あれさっきアッチェンデレ「半神」わりと厳しめに言ったが今になって思ってたよりいい演劇だったかもって思えてきたな。(情緒不安定)
その一日後。
・昨日観劇したアッチェンデレ「半神」についてあれからずっと考えてしまっていたら段々好きになって来ました。要するに俺の中のツンが徐々にデレに変わっていくのです。昨日は賛否の割合が自分の中で半々くらいだったのが今は七三か八二くらい。思ってたよりいい劇団なのかもな。観劇できて良かったな。
さらにその数日後。
・アッチェンデレ「半神」に対する良かった点と悪かった点をそれぞれ書いてきたけど、考えてみれば人間が何かを表現する上で得意不得意が出てくるのは当たり前だ。寧ろそれは頑張れば頑張るほどはっきりしてくることだと思う。今回それが顕著だったのは彼らが努力した結果と言える。
・だから、やっぱりアッチェンデレの努力は評価したいです。何だってやってみなければ分からない。今回「半神」という演劇を頑張って上演したからこそ、彼らの得意不得意がはっきり分かって、その上でのスタートラインなんじゃないでしょうか。なんたって旗揚げ公演だからね。
以上です!
まとめると、良かったところもたくさんあるけど、引っかかったところもたくさんあって、でも全体的には何だかんだ嫌いになれない公演だったなあ・・・という感じですね。
この結論、ハンニャーズ『モノキリガタリ』の感想とも似てますね…
「劇団ハンニャーズ『モノキリガタリ』を観劇したので感想を書いていきます!」
と言う訳で、何だかんだ色々書いてきましたが、観られて良かったです!お疲れ様でした!
これ以上の感想は、いずれ「新潟演劇人トーーク!」とかで話したいと思います!
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