舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

おばあさんが自分で自分の葬式を準備するロシアのコメディ「私のちいさなお葬式」観てきました。

2020-01-24 22:24:33 | Weblog


1/24(金)、シネ・ウインドで「私のちいさなお葬式」を観てきました。





予告編はこんな感じです。



自分の死が近いと思ったおばあさんが自分の葬式の準備をするというコメディなんだけど、棺桶も墓も挙句の果てにまだ生きてるのに自分の死亡届まで用意するという、とても死が近いとは思えないほどパワフルで笑いました。
予告編を見た時に、シネ・ウインドのメインの客層であるお年寄り向けの映画かと思ったし、実際客席の平均年齢は高めだったんだけど、普通に面白かったです。

ロシアの映画なんだけど、主演の女優さんは樹木希林さんや市原悦子さんみたいな、シリアスな中にコミカルさを見せるような演技が面白かったです。
あと、結構キレキレのブラックジョークが多くて、例えば主人公のばあさん(元教員)と遺体安置所で働く元教え子の死体に囲まれてのやり取りとかめちゃくちゃ笑いました。

主人公の息子はエリートサラリーマンというか実業家って感じで忙しい人だから、のんびりした老人の主人公とのすれ違いがあったり、でも主人公には息子に迷惑をかけずに死にたい気持ちがあったり、でも息子は息子で本当は母を想う気持ちもあり…みたいな、コミカルさの中に切なさや温かさも感じられるいい映画でした。
にしても、息子の車のキーを魚が飲んでしまって、魚を殺したくない主人公とのやり取りとか、本当にすごくキレキレのギャグって感じだったし、まさかのオチにはびっくりしたけど、あれは息子が母親を大切にすることを決めたという意味だと解釈しています。
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