7/6(火)、ユナイテッド・シネマ新潟で「Mr.ノーバディ」を観てきました。
予告編はこちら。
一見ごく普通の父親、なんなら周囲からナメられているような冴えない男が、ある事件がきっかけでブチ切れ、チンピラどもを血祭りに上げる。
すると彼らと実は繋がっていた超巨大マフィアが動き出し主人公を狙う!しかし彼にも実は隠した過去が!
こうして地味な中年男性がマフィアと死闘を繰り広げる!というブラックコメディ全開なアクション映画です。
地味な中年男性だと思われていた主人公が実は最強で、次第に覚醒していく、と同時にただのチンピラだと思っていた敵の背後に超巨大なマフィアが…という、テンポよく次第に風呂敷が広がっていく脚本と過激化していくアクションの高揚感が凄まじく、実際超ブラックな暴力映画なのに笑いが止まりませんでした。
ただ主人公が最初から最強なんじゃなくて、最初は彼自身も強さを抑えていて、なんなら普通にやられたりする、それ故に周囲からはナメられるんだけど、同時に「こいつ只者ではない…」という雰囲気がビンビンに伝わるあたりもよくできています。
彼が覚醒してからは、最初はバスの中、時には自分の家の中が戦場になったり、マフィアの本拠地に乗り込んだり、時にはカーアクションもあったり、最終的に一つの工場を要塞化して戦うなど、あらゆる状況に合わせて展開するアクション、しかも武器もその場の小道具を駆使して戦ったり、罠を仕掛けたりと、とにかく一つ一つのこだわりが凄いんですよね。
最終的に老人ホームのおじいちゃん(クリストファー・ロイド)まで覚醒するあたりで、もう笑ってしまったよ!ドク!
それにしても、最初から最後までブラックジョーク満載のバイオレンス映画なのに、あまりに痛快で爽やかな気持ちにすらなってしまうという危険な中毒性のある映画でしたね…