舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

下らない話ばかりしていた友人が格好いいことを言い出だすと、不覚にも感動してしまう。

2009-02-02 23:46:35 | Weblog
不意に同じアパートの友人の部屋を訪れてみました。
俺が、研究室に行きたくないとか就職先決まってねえよとか、そういう悩みとかを話すと、彼は自分も研究は嫌いだったけど研究室が厳しかった話とかをしてくれました。

友人の研究室は、教授がその世界では有名な研究者で、企業の研究を請け負って研究費を稼いでいるから、学生はその研究に日々追われるらしいのです。
教授の指示は絶対で、学生の予定よりも研究が優先されるのが当然だったそうです。

それでも学生が入ってくるのは、研究が好きだったり研究職を目指している学生がいるからで、実際周りの先輩達もそういう人達ばかりだったそうなのですが、

「俺は好きじゃなかった」

と友人は言いました。


友人「でも、自分が研究に向かないことが分かっただけでも良かったと思う。もし、もっと楽な研究室に入っていたらこんなに悩んだりすることはなかったと思うけど、自分が研究が好きか嫌いかどうかに気付けることもなかった。だから俺はあの研究室に入ったことは無駄じゃなかった」


そんなことを彼は言い出し、俺は不覚にも、

「あ、こいつ格好いい!」

と思ってしまいました。


他にも彼は、

友人「就職決まってなくても、別に卒業してそのまま就職するだけが正しいんじゃないし、ストレートで大学入る人がいれば浪人して入る人がいるみたいに、就職する人もいれば院に行く人もいるし、留年したり休学したりする人もいるんだから就職浪人するのだって別に大したことじゃないって。今はここにいるからたまたまお前みたいな人が珍しいみたいになってるけど、都市部とか行ったらそんな人いっぱいいるんだから」

とか言って来て、うっかり本気で感動してしまいました。


俺「なんかお前、すげー格好いいな!お前じゃないみたいだな。本当にお前か?」
友人「それすげー俺に失礼だよー!!」
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