奇跡も魔法もあるんだよ。横山さんも出るんだよ。

突如思い出した話！




そう、あれは昨年の12月のことである。
日付を正確に書くとすれば、12月14日である。

何故正確に書けるかと言うと、この日に劇団カタコンベを見たことを覚えているからだ！
この日、カタコンベ「だってこの砂丘が保持できる水の総量を考えてみてよ」を見た観客の中に、ハンニャーズの横山さんがいた。

そして観劇後、俺がカタコンベの素晴らしい方々とお話ししているうちに、横山さんは夜の闇に消えていった。
僕はそんなことに気付きもせず、ただの観客にも関わらずカタコンベの役者さん達に混じって飲酒をしていたのだ。

が、いつまでも飲んでいる訳にはいかなかった。
何故なら俺はTSUTAYAにDVDを返す必要があったからだ。

シアターent.を出ると、寺尾駅を通ってTSUTAYAへ。
そしてDVDを返却BOXに入れ、帰ろうとしたところ、僕の耳に入って来たのは、あの人の懐かしい声だった。



横山さん「チヒロくん！」



そう、先程別れたばかりの横山さんである。
しかも、その横には…



俺「ゆっぺさん…」



そう、横山さんの奥さん、ゆっぺさんである。
お二人とは同じ西区に住んでいるので、何かと出くわすことが多い。



横山さん「チヒロくん、何しに来たの？」

俺「あ、DVDを返しに…」

横山さん「まどマギ？」

俺「…えっ？」

ゆっぺさん「まどマギ？」

俺「えっ、な、何でまどマギなんですか？」

ゆっぺさん「まどマギじゃないの？」

俺「いや、違いますけど…何で急にまどマギだったと思ったんですか？」

横山さん「いやー、今まどマギがハンニャーズで流行ってるんだよー」

俺「そうなんですか？」

横山さん「いやー、すごく良く出来た話だって言われてさあ！」

俺「はい…」

横山さん「すごく薦められたんだけど、チヒロくん知ってる？」

俺「え、あ、はい、知ってますよ」

ゆっぺさん「面白いの？」

俺「あ、はい、面白いですよ」

横山さん「借りてきたの？」

俺「いや、これは違います」

横山さん「違うの！？何借りたの？」

俺「いや、それは……スターウォーズ……」

横山さん「……」

ゆっぺさん「……」

俺「エピソード3……」



普通！！



という訳で、明日はまどマギが流行ったというハンニャーズさんの「ウルトラリップス」を見に行きます！
横山さんも出るぜえええ！