8月9日(日)、この日は個人的にバイトが三連休になった中日で(ただし連休明けからはお盆なので連勤になる)、佐渡に行ってきた前日の8日(土)に続いて、僕には珍しい最高の夏休みみたいな二日目でした。
8月8日(土)は、RYUTist30時間りゅーすとりーむとか、新潟祭りの花火とか、そして何より恐怖のえんとつ村の最終日とか、色んな気になるイベントがひしめき合う中、僕は妙高に行ってくるという選択をしました。(写真は行きの信越本線の中で)
と言うのも、8、9日の土日に妙高市文化ホールにて、ハイバイという劇団の「ヒッキー・カンクーントルネード」という演劇が見たかったからです。
毎年夏に妙高市文化ホールでやっている演劇はずっと気になっていつつも行けていなかったんですが、今年のヒッキー・カンクーントルネードはどうも引きこもりを扱った演劇で、そもそもハイバイの岩井さんは元引きこもりで、だからきっとあなたは見るべき!って以前さまーさんから力説されたこともあり、初の妙高市文化ホール遠征をしました。
妙高市文化ホールは、妙高市の新井駅から歩いていける距離にあり、新井駅まではJR信越本線と、直江津からは今年出来たばかりのえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインを乗り継いで、向かいます。
通常なら我が家の最寄り駅の寺尾駅からは片道2260円、往復4520円と、チケット代の2500円以上に交通費がバカにならないところでしたが、なんと今は2690円のえちごツーデーフリーきっぷの乗り放題エリアが拡大したため、かなりお得に新井駅まで往復出来たのでした。
とは言え、信越本線とはねうまラインを乗り継いで行く各駅停車の旅は、待ち時間を入れれば約5時間もかかってしまう訳ですが、この日はもんちゃんと一緒に向かうことになっていたので、きっと移動時間も楽しい旅になることだろうと思っていました。
そんな期待を胸にまずは越後線で新潟駅まで行って、約束の電車に乗ったのですが…もんちゃんの姿がないではないか!?
メールしてみると、なんともんちゃんは寝坊して乗り遅れていたではないか!おいっ!何やってんだよ!
そもそも、ツーデーフリーきっぷの存在を教えてくれたのももんちゃんで、二日前に購入してしっかり準備していたわけですが、乗り遅れたら何の意味もないだろ!
しかも、長旅な上に本数も多くはないために、一本乗り遅れたらもう次の電車では間に合わないという事態に。
一体どうするんだ!?
そんな感じで朝からやらかしたもんちゃんでしたが、急いで新潟駅から特急に乗ったらしく、僕が長岡駅で乗り換えを待っていたら追い付いて来ました。
いやー、長岡駅での乗り換え時間が長かったこと、もんちゃんが上越方面のアクセスに詳しかったこと、そして特急券という臨時出費に対応できるだけの財力があって良かった良かった。
そんな訳で、長岡駅からはもんちゃんとの楽しい旅でした。
普段の日常会話からして演劇人トーーク!をしている僕らに話題が尽きることなく、
もんちゃん「うみだああああああああああ」
と、日本海を眺めたりしながら、あっという間に直江津駅へ。
直江津駅では乗り換えまで1時間くらいあったので、どこかでお昼を食べようということになったのですが、
もんちゃん「直江津ーっ
なんんもねぇぇぇぇっぇぇぇえええええ」
と、実は上越出身だったもんちゃんは嘆いていましたが、もんちゃんに促されるがままに取り合えず途中下車してみることに。
僕は長野や松本への行き帰りに電車を使っていた時に直江津駅はわりと馴染みがあったんですが、駅の外に出てみるのは初めてでした。
突然ですが、直江津駅の通路は窓が円くて宇宙船みたいで可愛いと思います。
と言うわけで、二人で直江津の町に降り立つとそこは確かに地味な商店街で、雁木通りを歩いてお昼を食べられる店を探すちひろともみぢ。
で、居酒屋だけど昼は定食屋として営業してるお店を発見して、もんちゃんはラーメンを食べて僕はざるそばを食べました。
もんちゃんの写りがいい写真。ただのデートだな。
直江津駅からはねうまラインで新井駅まで移動し、新井駅から歩いてすぐのところに妙高市文化ホールはありました。
初めて入ったんですが広くてきれいなところでした。
そして念願のハイバイ「ヒッキー・カンクーントルネード」を観劇!
長い旅路の果てに観る演劇は感慨深いものがあります!
ハイバイの「ヒッキー・カンクーントルネード」は、ニヤニヤしたりモヤモヤしたりしながら観劇しました。
切実のような脱力してるような不思議な感触の演劇で、とらえどころがないから今は感想がうまく言えないんですが、好きかどうかで言ったらとても好きな演劇でした。
ハイバイ主宰の岩井秀人さんのアフタートークも面白すぎて、岩井さんのことが好きになりました。
感想は、後日あらためて演劇人トーーク!で話したりブログに書いたりしようと思います。
会場を出ると、観劇に来ていた劇団御の字さん、劇団ゆきぐにさん、劇団36連射さんと言った魚沼界隈の演劇をやってる方々にお会いできるという嬉しい出会いもありました。
こうして旅の目的を達成したちひろともみぢは、寄り道をしつつ、帰りは快速電車に乗ってダラダラ話しながら新潟へと向かったのでした。
帰りの電車の中では、ハイバイの感想なんかも話し、観劇後にきうして友人と感想を自由に語り合えるのは本当に幸せな演劇体験だと思います。
こうして自由に感想を言い合える素晴らしさを伝えたいために僕らは演劇人トーーク!をやってると言っても過言ではないので、近々また放送をしようと思います。
感想以外にも、行きと同様にまったく話題が尽きることなく、芸術から下世話な世間話まで広く深く語り合いながら帰りました。
もんちゃんと話していると最近思うことなんですが、やっぱり僕らの関係は人類の最先端だと思うんですよ。
意見が合うことも合わないことも包み隠さず正直に言い合って、お互いに理解を深めていく僕らの関係は、人間と人間の理想的な付き合い方と言うか、人類の夢である世界平和の象徴と言う感じがしますし、話しながら人間が生きていく中で大切なことに気付くことがネタじゃなくてマジでたくさんあります。
やっぱり僕らは人類の最先端だな!天才だな!と熱く語るちひろに、もんちゃんの一言。
もみぢ「ちひろさんは天才だと私は思うけど人類の最先端すぎてごくごく普通に生きてる人から見たらマジで意味分からないよ」
お、おう…
もみぢ「まあ、私は分かるけどな!」
もんちゃんも最先端だな!
以上、人類の最先端を走るちひろともみぢの妙高日帰り観劇旅行の思い出でした。