糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

消費税の問題は切実

2012-06-09 | 日記

 今日は、高崎市の5区エリアで、党支部のみなさんと署名を集めて回りました。

 署名というのは、「消費税10%への引き上げを中止して」というものです。

 地方選のとき、後援会に入ってくださった方のお宅を中心に回ったのですが、どの家でも「消費税の増税はやめてほしい」と切実な声が聞かれました。

 86歳の女性は、「年金から介護保険料やら後期高齢者医療保険やらで8万円も天引きされている。」と怒りをあらわに。このうえ消費税だの電気料金だのが上がるとたまらない、というのです。

 

 また、ある家では、玄関の引き戸を開けると、家電製品の段ボール箱と、工具ベルトが。どうやら電気屋さんが来て何やらやっているご様子でした。

 家の人が出てきて、ひとしきり消費税の話をしていると、電気屋さんが、「すみません。邪魔でしょう」と、段ボール箱をとりに来ました。すかさず、一緒にいた党員が、「業者さんも消費税、大変ですよね。負担は消費者ですけど、納税は業者ですもんね」と言うと、「ホントなんですよ~。取られるばっかりで」と、身を乗り出してきました。「でも」と電気屋さん。「法人税上げると、大企業は海外へ逃げちゃうもんなあ」と、ため息まじり。

 

 「法人税が上がると企業は海外へ逃げる」というのは、本当でしょうか。企業が海外へ行くのは、そこに活発な市場があるから。つまり利益を見込めるだけのものがあるからです。

 もし、消費税を10%にすると、みなさんは、節約のために買い物を我慢する。そうなると、日本国内のお金の巡りは悪くなります。モノが売れない。つまりは、市場が冷え込むということに。だから、市場が活発な海外へ企業は行くのです。法人税が日本より高い所でも、利益が見込める所になら工場を造っているのが現実ですよ。

 

という話をすると、電気屋さん、「私たちを集めて、ぜひそういう話をしてください。私たちの思っていること、何が正しくて、何が間違っているのか、教えてください。」と頼まれました。 もちろん、願ってもないこと。嬉しくなりました。

 

 時間が来たので、集合した場所へ戻って、そんな話をすると、「その電気屋さん、以前はバリバリの自民党支持者で、こっちがチラシを持って行ってもろくに相手してくれなかったんだよ」とのこと。

 こういう変化を目の当たりにすると、元気をもらえると同時に、もっともっと、日本共産党が堂々と有権者に話をしていかないとなあと思います。