糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

まだまだこれから

2012-06-27 | 日記

 今日の午前中は伊香保町で街頭宣伝をしました。伊香保の温泉街の町並みは私も好きで、実は写真を撮りに何度も通ってるところです。

 街頭宣伝でお邪魔するのはもちろん初めて。温泉街で道行く人に(だけではありませんが)、昨日の消費増税可決の暴挙をとりあげて話し、「まだたたかいはこれから」と励ますつもりでお話しました。

 

 さてもう一つ、今日はどうしてもこれをお話しなければ、と全部の場所で取り上げたことが定数削減のお話です。民主党は単独で、消費税騒ぎのどさくさに紛れて、「比例定数80削減」を特別委員会に付託しました。

 「役に立たない、居眠りしている議員がいるのは税金の無駄遣い」とか、「国民のいうことを聞かない議員が多すぎる。税金がムダになるから減らせばいいのに」といったご意見をうかがうことがあります。

 お気持ちはよおく分かります。

 

 が、本来、多様な意見をたたかわせて物事を決めるのが民主主義の最低限のルールのはず。定数を削減して、なくなるのは少数政党に託された民意です。「居眠り議員」や「言う事を聞かない議員」がいなくなるとは限らないのです。

 多様な意見が出されてこそ民主主義。「少数意見を排除」というのは、民主主義ではありません。

 それに、80の定数削減で浮く予算は80億円程度。「消費増税で国民に負担をお願いするのだから、国政も自ら身を切る」なんてこと言ってますが、それなら政党助成金をなくした方がよほど効果的です。政党助成金をなくして浮く予算は300億円を超えます。

 以前にも書きましたが、政党助成金は「毒まんじゅう」。受け取るようになれば、国民の声を聞く必要がなくなります。なにしろ、税金で政党が運営できるのですから。

 冗談じゃありません。民意が反映されない政治が助長されるだけの仕組みがどんどん進んでしまった今の段階が、国民過半数の「消費税増税反対」の民意を無視した暴挙につながると言えるのではないでしょうか。

 

 街頭演説を終えると、そばにいた観光客らしき人々から手をふっていただきました。消費税が増税になれば、観光地だって大打撃です。これからはみんなで力を合わせて声をあげることが求められます。いっしょに、消費税増税をとめましょう!