糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

哲学する青年たち

2012-06-21 | 日記

 昼間は旧子持村の党員と一緒に、ご挨拶まわり。留守のお宅も結構ありました。知らなかったのですが、この土地はまさにこんにゃく栽培が主力だったんですね。妙義をのぞむ安中、富岡の広大なこんにゃく畑は知っていましたが。

 

 夜は青年支部の会議。「科学的社会主義」の学習に、本格的に足を踏み入れました。

 「気の持ちようで何とかなる」「なんでも自己責任」というのは、根本的な考え方が間違っていることを学び、みんなちょっと新鮮な感動があったようです。

 もちろん、己を高める努力は必要だと思いますが、気の持ちようだけで就職口は増えませんし、努力がすべて報われるなら、就職難の理由で自殺する若者はいなくなってもいいはずです。しかし現実はそうではありません。根源となるのは物質か精神かという、「唯物論」と「観念論」の基本的な部分にあたる話です。

 中には、介護の仕事をしていて、認知症の高齢者との関わりが多いために、「人間って脳に支配されてるんだ」ということを体験的に実感していたために、逆に「観念論」の何たるかを理解するのに苦労したという意見も。

 

 こうして、何が真実なのかを見極める力を育てることって、今の世の中、ほんとに大切なことだと感じます。どのチャンネルを見ても同じような報道、似たような視点で、「世の中こんなものか」と思いがちになり、「ほんとのところ」を探し出すのに苦労します。