羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

マザー・ゲーム

2015-06-04 22:38:47 | 日記
各ママ達の話を未処理のまま引っ張り過ぎて交通渋滞になったのかもしれんが、ちょっとわちゃわちゃしてたかな。由紀の借金のシステムが謎過ぎる。ブラック利息とブラックバイト斡旋は整理ついてない感じだったけどギリ有りとして、期日全額返済はミラクル過ぎて逆に即、警察対応事案だ。希子の説得もなんの解決にもなってなくて、実際解決してないから簡単にひっくり返されて、およよ? ってなっちまってるし。過去の粗筋をざっと読むと、パチンコ依存はいつの間にか完治したようだが、だったら警察と弁護士に相談してまたお水で働けばそれで済む話のはず。お水バレたくないからってのも今回解決しちゃったしさ。借金の始末も含め今回全部片付けた方がスッキリした気がする。あとはプールに二人ともちょっとしか浸からないのは化粧がね。なんかシュールな画になってたぜ。
婆ちゃんのシゴキが無くなった聡子の息子の成績が落ちてるとこだけ妙にリアルだったな。聡子普通の優しいお母さんになっちゃってね。希子の受験やっぱ止めた! もそうだが、選択した道を本気でやれてるかってことだろう。どの道かはそれぞれだろうけど、ドラマみる限り、メインのママ達は全員受験失敗の気配。それはさすがに偏り過ぎた『道』の提案じゃないかね。
みどりと毬絵に至ってはもう受験とは違う次元の騒動に突入しておるし、今回の借金騒動もそうだが、希子が処理できる範囲は聡子の家の婆ちゃんと自分のポンコツ元夫くらいのもんで、設定的に無茶させ過ぎなのかもね。希子が保育士や民事専門の見習い弁護士ならまた違ったろうけど、普通のシングル若年ママだからさ。好演だとは思うけど、はっきり言う件の根拠が少しパワー不足な印象だ。

俺物語!! 1

2015-06-04 22:38:39 | 日記
砂川は子供の頃の夏の夢を見ていた。真っ赤な夕暮れの夢。公園のブランコに一人で乗っている。猛男の夢と違い、猛男が来ない。虫達が鳴き止まず、砂川はブランコを漕ぐのを止めた。スマホのアラームが聞こえてくる、目覚めた砂川はアラームを止め、起き上がると、寒々しいような顔をした。家には一人だった。
大和の誕生日、そして砂川の父の手術火当日、猛男は自分達のマンションの出入り口の外に立っていた。赤いTシャツと黒い迷彩柄のハーフパンツの猛男。砂川のことを考えていた。マンションから私服の砂川が出てきた。チラリと猛男を見た砂川。「門番かと思った」「砂、おじさんの手術、何時からだ?」「2時から」通り過ぎてゆく砂川。「行くわ、大和さんによろしく」「砂」砂川は振り返った。猛男はその巨体でゆっくり拳を突き出した。見知らぬ人なら死闘を覚悟せざる得ないが、砂川は了解した。砂川は細身の自分の拳で数倍ある猛男の拳を打った。頷く猛男。砂川は拳を引き、向き直ると歩き出した。「散々ダメ出ししたけど、あの子はお前が何やっても喜んでくれると思うよ」言い残し、砂川は去って行った。(砂、お前と練りに練った計画、必ずや成功させてみせるからな!)猛男は改めて決心した。
後、駅前で猛男が凄まじい『覚悟』で殺気を放ちながら仁王立ちして周囲の人々を恐れさせていると、「猛男く~ん!」大和の声に猛男は白眼を剥いて振り向いた! 手提げ鞄を持ち、いずれも淡い色調の膝上丈のワンピースにカーディガン、髪は左側でブローチで纏めた大和が駆けて来た!!「ごめん、待ったぁ?!」衝撃を受ける猛男!(好きだ!!)「いつ来た?」「さっき来たところ」「ああ、良かったぁ」待ち合わせは午前10時だが、今は午前9時過ぎだった。「メチャ早起きして、4時とかに起きちゃって、二度寝して遅刻する夢見て、
     2に続く

俺物語!! 2

2015-06-04 22:38:32 | 日記
慌てて起きたらそれでも5時とかで」呼吸を整える大和。「大和、誕生日おめでとう」「あ、うん。うん。ありがとう」大和は笑顔になった。(好きだ、大和)猛男も笑顔になる。「今日は俺に任せてくれ」件のデートプランのメモを取り出し確認する猛男。「どこ行くの?」大和は猛男の大きな背中越しに顔を出し、メモを覗こうとした。「秘密だ」猛男はメモ隠した。大和は笑った。「時間があるから歩いて行こう」「うん」「砂と二人で考えたんだ」そのまま言っちゃう猛男。「楽しみぃ」二人は緑地の側の道を歩いて行った。「今日は晴れて良かった。嬉しいなぁ」笑顔の大和だったが、猛男はふと(砂は)と砂川のことを考え出し、慌てて首をそのまま飛んで行きそうな勢いで振った。「ブルブルブルブルッ!」「どうしたのぉ?」「大丈夫だ」大丈夫じゃなさそうな猛男、手術が気になる。
それでもボーリング等もできる複合遊戯施設に大和を連れて来た猛男。中はそれなりに賑わっていた。「ここ楽しいよね! 何しよう?!」受付カウンターでメニューを見る大和。「ボーリング」「ボーリング」「うん?」二人で呟き、大和は振り返った。「はは、被った」喜ぶ大和。「被ったな!」猛男も嬉しそう。実際ゲームをする段になると、猛男はもっとも重い16ポンド玉を砲丸投げのように右手に抱えた。指が太過ぎて穴に入らない。「とぉッ!」ソフトボールのように玉を転がす猛男! ピンを蹴散らすようにストライク!!「猛男君、すご~い!」手を叩いて喜ぶ大和。照れる猛男。大和は戻って来た猛男の16ポンド玉を持とうとして驚いた。「うぅ?! 猛男君のボール、重い! ウチ、これ持てないかも?」重過ぎてプルプルする大和が諦めて手放すと、猛男は何やら懐かしい効果音で軽々と16ポンド玉を片手で持った。「わっ! 凄い猛男君、手おっきい!!」調子に乗ってボーリング玉で
     3に続く

俺物語!! 3

2015-06-04 22:38:24 | 日記
ジャグリングし始める猛男!「凄い猛男君、力持ち!!」さらに調子に乗った猛男は頭、両腕の肘の辺り、右膝にボーリング玉を置いてバランスを取った! 怪力とは別のスキル!!「ああっ! 凄いッ!!」大喜びする大和! 周囲の客もどよめいた。
合間に大和と猛男がストローでドリンクを飲んで休憩していると、大和のスマホの着信が鳴った。「ちょっとごめんね」鞄から取り出したスマホを確認する大和。「菜々子からだ」思わず画面を覗き込む猛男。「んん?」大和が顔を上げると慌てる猛男。「おお、すまん」大和は笑った。「いいよ、見ても」覗く猛男。「猛男君、一緒に写メ撮っていい?」「いいぞぉ」二人は席を立って、猛男はややおふざけで、大和は普通に可愛くポーズをして写真に収まった。「ウチ、これヤバいかなぁ、自慢かなあ。照れるぅ!」デート中だと菜々子に返信するらしい。菜々子からの件名『りんこハピバ』というメールは誕生日を祝うモノであったようだが、詳細は不明。
「よいしょっと」大和も相応の重さの玉を選び、猛男の見守る中、ちょこんっと投げた。玉はヨタヨタ進み、両サイド1本ずつ残し、そこそこ倒した。「はは、変な残り方しちゃった」楽しそうな大和。猛男はほっこりしていた。(大和、ずっと笑っているな)大和は戻って来た玉を手に笑っていた。
ボーリングの後で、猛男と大和はまた緑地の側の道を歩いていた。「砂が、大和はどこへ連れて行っても、喜ぶだろうと言っていた」「え? そうかなぁ、ウチそんなにいい子じゃないよ? 本当に楽しいんだよ」「そうかぁ、俺もだ」「猛男君と誕生日できて嬉しいよ!」笑顔で答える大和。(俺もだ。楽しいし、嬉しい!)猛男はとあるカフェの前に大和を案内した。「ああ、この店知ってるよ! 本で見たことある。来てみたかったんだぁ、
     4に続く

俺物語!! 4

2015-06-04 22:38:15 | 日記
高いからあんまり来れないよね?」「バイトしたから大丈夫だ!」壁に軽く蔦を這わせた洒落た店の中へ入っていく二人。赤い帽子を被った店員達が働いていた。それなりに混んでおり、ショーケースには洋菓子がたくさん並んでいた。「わぁあ、可愛い!」洋菓子に見とれる大和。「ケーキって、キラキラしてて見てるだけで楽しくなっちゃうよね!!」「そうか」(俺は大和の笑顔がキラキラしてて、楽しくなっちゃうぞ!)猛男は洋菓子に見とれる大和に見とれていた。
カフェスペースのテーブルにはクロスが敷かれ、ホールの中央を割る形で幾つか置かれたサイドテーブルには花や小物が飾られていた。猛男と大和は奥の四人掛けの窓側の席に座っていた。「砂が、お菓子作りが好きなら食べる方も好きだろうと」「うん、好き!」「そうなのかぁ、砂はよくわかってるなぁ」「さすがたねぇ」「うん、さすがだ」ここで大和は疑問に思った。「砂川君、格好よくてモテそうなのに、なんで彼女いないんだろう?」「なんでだろうなぁ、めんどくさいって言ってたなぁ」テーブルの小さな花瓶に活けられた花を見る猛男。(砂)また砂川の父の手術が気になり出し、真顔になる猛男。
大和はその猛男の顔をドギマギと見ていた。「ん?」猛男が気付くと大和は照れた。「猛男君も格好いいのに彼女いなくて良かったぁ。猛男君と付き合えて、ウチ、ほんとラッキー」うっとりする大和。(ラッキーなのは俺だ)猛男が沁々思っていると「お誕生日おめでとうございま~すッ!!」結構なテンションで店員3人が突然現れた!「はい?」振り返る大和。猛男はニコニコしている。テーブルに小型(3人前くらい?)のバースデーケーキが置かれた。皿にはフルーツの他に花も飾られていた。「ハッピバースデートゥーユー!」歌い出す店員達!「えーッ?!」慌てて恥ずかしいやら嬉しいやらの大和!
     5に続く