羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

マザー・ゲーム

2015-06-18 22:28:23 | 日記
最終回の幼稚園回り、ドサクサの中にかなりのプロパガンダ臭ッ! 一方で進学の階級差は堅持のままの決着であったりと、ダブルスタンダードなところはあった。
ラストになると希子の介入する範囲はかなり限定化。毬絵以外の件は自浄作用で各人勝手に自己解決! 聡子に至っては妊娠って、オイっ! 回想であった序盤の暴れん坊ぶりとの落差がよ。幼稚園であんだけ暴れといて実は夜の方も同時進行で暴れてたってアマゾネスかよッ!
みどりも即、東京な送り返すって引き重視で動かしたらから妙なことになっとるやないか。由紀も旦那がポンッと返済って雑ッ! メインの毬絵も首締めといて、ふわぁっと解決し過ぎ。幼稚園ドラマだが兄の話のボリュームが大きく、次男が空気化。あの兄は高校受験ドラマの登場人物だよ。
しんのすけ先生の瀬戸は中々ハマり役が無く、何年も菓子作り続けていたが、今回の役回りはスッと入ってたな。こういうジャンルの役はなんて言うんだろう? 文系の働き者とでも言うのだろうか? 几帳面さや粘り強さ、わきまえてるような独特の間合いを取る感じは、何年も菓子作って身に付けたのかもしれんな。
聡子はちとベクトルが違ったが、全体的に慌てた解決になったのは最終回で纏めて解決させちゃった影響もあったと思う。派手な引き重視で行ったのかもしれないけどさ。初主演らしい木村はかなり子役や主役級の共演者に助けられたろうが、話は結構ふわふわしていて枠も弱かったし、差し引き0ぐらいの環境で善戦してたんじゃないかなぁ。裏の本屋があそこまでコケてなかったら、たぶん堀北のまっしろと同じコースだったろうから、運も良かった。運も実力の内じゃろう。そういうもんじゃろう。

俺物語!! 1

2015-06-18 22:28:14 | 日記
猛男は夏が好き。しかし、通知表の結果は体育以外は芳しくなかった。「見事だな、ある意味」教室で猛男が唸っていると、通知表を覗いた砂川は呆れた。そこへ大和から電話が入った。「あ、猛男君? 皆とね、猛男君の友達と海行きたいな、って話ててね」「砂川君誘って!」横から大和の友達の短髪が口を出す。「どうかな? 砂川君も」「いいな海! よし、行こう!!」猛男は即決した。
「え?! 彼女の友達と海? 行くよ!」「俺も!」誘うと、アフロや眼鏡、他モブ男子二人も大賛成!(海は広くて大きい、いい所だ!)「砂! お前は強制だな」「ん?」読書中だった砂川にも声を掛けていると、「女子の水着、楽しみだなぁ」鼻の下を伸ばすアフロ。猛男はこれを聴き付けた!「来るな! お前は来るな」「なんでだよ?!」「水着は泳ぐ為の服だッ!!」なぜか捻り鉢巻きに赤褌のイメージの猛男!「ああん? 何言ってんの? 海って言ったら女子の水着だろ?」「猛男だって彼女の水着、楽しみにしてんだろ?」「うっ!」モブ男子に指摘され、動揺する猛男!「大和は何も考えず、泳ぐ為に水着を着て来るのに! そんな大和を変な目で見る男のクズに俺はならん!!」猛男はアフロに食って掛かった。(心配するな、大和。どんな水着でも、俺には関係無い!)
当の大和は学校帰り、短髪達と店に水着を選びに着ていた。短髪達は盛り上がっていた。「どれにするぅ?」「いいよね、アンタは胸デカいし」「アンタだって足綺麗じゃん!」「これ可愛い!」「ホントだぁ」大和はというと、「ウチ、これどうかな?」大和は変形虎柄水着を短髪達に示した。「ハイレグ」戸惑う短髪達。「これは無いか! じゃあ、これ?!」更に食い込みの凄い編み込み入り水着を示す大和!「じゃあ、これは?!」貝殻紐ビキニを示す大和!「凛子、どしたぁ?」短髪は問うた。
     2に続く

俺物語!! 2

2015-06-18 22:28:06 | 日記
「だって、猛男君って格好いいでしょ?」「ええ? ああ、そうだね」格好良さの概念について思うところはあった短髪達。「それに比べて、ウチ、幼児体型だし、猛男君みたいにスタイル良くないし!」(格好いいっつーか)(まず、高一の体じゃないよね)(筋肉凄いよね)(レスリングか重量挙げの選手みたいだよね)短髪以外のモブ女子達も笑顔で応対しつつ、あれこれ思っていた。「でも、凛子の彼氏ってどんな水着かなあ」短髪が不意に言った。「まさか、スクール水着?!」「あり得るぅ」「めっちゃ小さいヤツ!」「超泳ぎそう!」ウケる短髪達。「格好良過ぎ!」想像した大和は何故か照れてテンションを上げてしまった。当惑する短髪達。「という訳でね、いっつも猛男君にドキドキさせられてるから、猛男君にも、ウチを見て、ドキドキしてもらいたいので!」宣言する大和。「そっか」「そうだよね」「彼氏にもドキドキしてほしいよね!」「可愛いって思われたいよね」「よし、皆で凛子の水着を選ぼう!」「おーッ!!」短髪達はワイワイと大和の水着選びを手伝い出した。
夏休み、猛男が例年通り子供に混じってラジオ体操等に参加している内に、海水浴の予定日に近付いていった。「砂! 入るぞ」「もう入ってるよね」甚兵衛を着た猛男が砂川の部屋を訪ねた。浮き輪やら何やらゴチャゴチャ持ち込んできた。「明日の準備をしていたんだが、荷物が被らないように確認するぞ。人数分のテントと飯盒は俺が持った」「行くの海水浴でしょ?」「万が一遭難という可能性もある! 備えあれば憂い無しだ!!」前回の山での遭難でさすがに懲りたらしい。ここで大和から電話が入った。「猛男君? 台風情報きてるよ? 大丈夫かなぁ」「台風?」「お前晴れ男だから大丈夫だろう」適当なことを言う砂川。「俺は晴れ男だから大丈夫だと、砂が」大和は笑った。
     3に続く

俺物語!! 3

2015-06-18 22:27:56 | 日記
「そうなんだぁ」「砂の家で準備をしているんだ!」「ウチも今、準備してるよ? 楽しみだね!」「楽しみだ!」「明日ね」「おう、明日な!」電話を切った猛男。「猛男、お前本当に大丈夫?」砂川は真顔で聞いてきた。「何がだぁ? 天気か?」(まぁ、いいか)猛男は先走って膨らませしまったビーチボール等を萎め始めた。(俺は海が好きだ。小さい頃、夕日が海に沈むのを見て、感動した。あの夕日を、大和と一緒に見たい)その頃、大和も猛男顔のてるてる坊主を窓辺に吊っていた。「よしっ」満足した大和だったが、その夜、強い雨が降り出し、風が轟き! 水路に濁流がザバザバ流れ込み出した!!
でも晴れた。当日は問題無く晴れた。「猛男くーん、晴れたね!」「おう!」駅で落ち合う私服の猛男達。猛男は登山の時と似たような格好。大和は半袖Tシャツに帽子を被っていた。「皆ぁ、久し振りぃ!」なんだかんだでアフロ達も来ていた。「元気だった?」意外と友好的に応じる短髪。行きのバスは大和の隣に猛男が座った。アフロや短髪達は話し込んでいた。「期末とかどうだった?」「それ聞くぅ?」男子同士のやり取りに一同大ウケだった。猛男も楽しそうに話しを聞いていたが、隣の大和は顔を真っ赤にして俯いていた。「どうした大和、暑いか?」「え? ううん!」首を振る大和。(近いぃッ!)端に寄せられる形で一緒に座り、照れる大和。「おお?! 見えてきたぁ!」昭和の子供みたいな格好のアフロが叫んだ。バスは右手を海に望んだ道を進んでいた。一同歓声を上げた。
砂浜に降りると、「いやっほーッ! 海だぁ!!」アフロ達モブ男子4人は着替える前にはしゃいで海の方へ走って行った。「パラソルここでいいか?」「もう1本借りて来ようか?」水着に着替えたアフロ達が砂浜にパラソルを差し、水着は穿いているがTシャツは着たままの猛男は、
     4に続く

俺物語!! 4

2015-06-18 22:27:47 | 日記
浮き輪を口で吹き込み一瞬で膨らませた!「猛男スゲーッ! 一息で膨らませてるし!」等とやっていると水着だが一枚羽織った砂川が何か荷物を持って現れた。「女子は?」「着替え」砂川の短い答えにアフロ達は「水着やっほーッ!」と騒いだが、「ふんッ!!」猛男に睨みを効かされると口笛を吹く等してごまかし一旦その場を離れて行った。(海とは、泳いだり西瓜を割ったり貝を取ったりする所だぞ!)
猛男が義憤に駆られていると、「いたいた、お待たせぇ」短髪の声がして、猛男は振り返った。「んんッ?!」驚愕する猛男! 短髪達と一緒に、髪を左右毛先近くでシュシュで纏め、スカート付きの水着の上にパーカを着こんで前も閉めた大和も来ていた。短髪達は隠さずバッチリ水着を着ていたが、猛男の眼中には無かった。固まる猛男と大和。猛男、様子がおかしい!「水着」砂川が猛男の背後で囁いた。「ちょっ?! 皆、可愛い過ぎ!」アフロ達が寄って行くと、短髪達は距離を取った。「なんか、オジサンっぽいよぉ?」アフロ達と短髪達は笑い合った。「猛男も水着になれば?」煽ってみる砂川!「おう、そうだな」猛男はTシャツを脱いだ! 黒金の城の如き筋肉が露となる!!「あ、あ、はひ」大和は顔を背けた。互いにクラクラしてしまい、二人共倒れてしまった。予期していた砂川はため息をつくのだった。
(海とは、蟹を取りアサリを取り西瓜を割り、限界まで泳ぎ変な形に日焼けをし地図のように皮が剥け、夏休み明けの日焼け大会で優勝)「ぶはぁッ!」猛男は海中からバタフライで飛び出した!(今日の海はなんだ?!)「何あれ?」「海坊主?!」他の海水浴客は戸惑った。(おかしい! 近寄れない!!)猛男は沖の方で結構な勢いで泳いでいた。「凛子、猛男君、遠くない? あのクジラみたいなの、猛男君だよね?」短髪は沖の短髪を見付けていた。
     5に続く