羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

手裏剣戦隊ニンニンジャー 1

2015-06-15 23:50:28 | 日記
「行くぜ!」「ああ!!」天晴の掛け声でジュッカラゲに飛び掛かるニンニンジャー一同! 全員変化済み!! 斬り伏せる天晴! 蹴り技を交えて交戦し、「ガマガマ銃!」銃撃で仕止める風花! 凪は「おりゃあ!」強引に斬り払い、「手裏剣忍法分身の術!!」カクレンジャー手裏剣で2体に分身し、「カラクリ変幻、爪!」1体は一番刀、1体は爪で連携して応戦した! 八雲はアクロバットな逆手持ちの剣技で闘っていたが、「カラクリ変幻、弓!」高所から霞が矢を放ち、放たれた矢が拡散して八雲が相手していた群体に降り注ぎ、一掃した!!「こいつで終わりだ!」天晴は一番刀をぶんぶん振り回して別の群体に突進した!!「忍烈斬!」「忍者一閃!!」加速して斬り捨て、纏めて撃破した!「ジュッカラゲだけだったね」風花達は変化を解き、同じく変化を解いた天晴の元へ集まった。全員夏服っぽい私服になってる。霞と天晴は色縛り浅目。
「ガマガマ銃の反応も無かったからなぁ」「突然襲ってくるとは何が目的だったんだ?」「考え過ぎですよ八雲君、一先ず道場へ戻りましょう」風花以外は霞の提案に納得して帰ろうとしたが、風花は天晴の服を摘まんで止めた。「お兄ちゃん、買い物して帰ろうよ」「え?」「父の日のプレゼント」「あ~あ、そうだった。皆、先に帰っててくれ!」他の三人は了解して帰って行った。その様子を物陰からジュッカラゲ2体が「ヒャッパ」と伺っていた!
牙鬼軍の館では、「敵のアジトを探る策でございまするか?」「さようじゃ」十六夜が正影に畏まっていた。「アジトの場所を知るまい」「ええ、」「1度潜入した妖怪がいたのですが(猫又)、場所を伝えることもなく」「今頃ジュッカラゲどもが、奴等を尾行しておる」正影が企む通り、ジュッカラゲは買い物に向かう天晴と風花、帰ってゆく霞達を2班に別れ尾行していた!
     2に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 2

2015-06-15 23:50:19 | 日記
「敵の陣地に乗り込み、寝首を掻く! こんな簡単な策を誰も思い付かぬとは、ホーホッホッホッ!!」ムッとする十六夜。
「僕の早く送らないと」呟く凪。三人は父の日のプレゼント話をしていた。三人は話しながら歩き、それをジュッカラゲがつけていたが、T字路に差し掛かると、「ふッ!!」三人は一斉に左右と真上に高速で散って行った! 慌てるジュッカラゲ!! 追うと飛び上がって消えていた八雲が忍び装束で降ってきて「ハァッ!」1体斬り倒した! 他のジュッカラゲが凪を追うと出てきたのは身代わり藁人形!! 「ハッ!」横から突然現れた忍び装束の凪も1体倒した! 残る1体は霞を探してウロウロしていたが、壁に布で同化して忍んでいた忍び装束の霞がガマガマ銃で後ろから撃って仕止めた。霞、ドヤ顔!! 天晴と風花の方は父の日トークでかなり盛り上がっていたが、車の陰からジュッカラゲが姿を出すと「金の術!」「キンキラじゃー!!」風花が鉄格子を作り出し、ジュッカラゲを捕らえた。風花と天晴は私服を剥ぎ取って、忍び装束に変わった。「忍者を簡単に尾行できると思ったら大間違いだ!」軽く説教する天晴!
「簡単にはいかなかったようでございます」牙鬼軍の館では十六夜が嬉しそうに感想を述べていた。「焦るな、焦るな。これは序ノ口、これで奴等は油断したはずだ。ハハッ、我らをアジトに案内してくれる者は別におる」正影は企んでいた!
「尾行された?!」スーパーの特売チラシを万年筆でチェックしていた旋風は驚いた。「おそらく、この道場の場所を知りたったんでしょう」帰って、道場の居間のように使われてるいつもの場所に集まる一同。風花は父の日のプレゼントの小袋を後ろ手に隠してコソコソしていた!「そういうことかぁ」霞の見解に納得する旋風。「まったくイージィな作戦だな」「尾行は忍者の基本中の基本!」
     3に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 3

2015-06-15 23:50:10 | 日記
「その逆も簡単だよね」凪の言葉に続ける風花。「忍者なら、誰だって気付いて当たり前だぜ」「爺さんの言いそうな台詞だなぁ」天晴の言い様に沁々とする旋風。「お前達も立派な忍者に成長してるんだなぁ。お前達が、俺のできなかったことを」赤い忍び装束で忍術修行していた頃を思い出す旋風。だが、まるでダメだった。「どうしたの?」「いや、なんでもない」悔しさが甦り、当時握り締めていた右の拳を気にしていると、風花に問われ、ごまかす旋風。
「あ?! いけない、早く行かないと!」「どこに」「スーパーの特売日なんだよ!」霞に答え、旋風は慌ただしく出掛けようとした、「あ、お父さん」このタイミングでプレゼントを渡そうとする風花たったが、ギューンッ! スターソードガンを鳴らして唐突に変化済みのキンジが天晴に襲い掛かり、それどころでは無くなった!!「お命頂戴致しやす!」ドタバタする中、旋風は特売に出掛けてしまった。「ちょっとぉッ!」怒ってしまった風花。「ねぇ、牙鬼の奴等、また尾行してくるかなぁ?」「無いだろう、無駄だとわかったはずだ」凪の不安に八雲が答えた。「スターさんより、しつこく無いでしょうから」霞の随分な言い様。キンジはいつの間にか忍び装束に変わった天晴と大騒ぎしていた。
旋風は買い物袋から、チラシを取り出した拍子に万年筆を落としてしまうが気付かない。「今日の特売は卵だ!」張り切る旋風はスーパーに入って行った。万年筆は正影が拾った!「あの者が特売日にあの店にくることは調査済みよ」正影は呪われた封印手裏剣を万年筆に刺し、呪文を唱え、中空に投げ付けた! 万年筆から傘化けが発生した!! 万年筆だけど傘化け!「雨、雨、降れ降れ~」傘化けの目が妖しく光ると空が曇り、雨が振り出した!!「この雨をあの忍者どもの涙に変えてやるでカサぁ!」語尾はカサ!
道場でキンジが
     4に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 4

2015-06-15 23:50:01 | 日記
天晴に転ばされていると忍者スターバーガーが鳴り出した! 遅れてガマガマ銃も鳴り出す!「イヤッハー!! 勝負はお預け致しやす!」キンジは変化を解き、喜んで急行して行った!「俺達も行くぞ!」天晴以外も全員私服を剥いで、忍び装束に変わった!
「あれ? 降って来ちゃったかぁ」買い物を済ませた旋風がスーパーから出てきた。「んん?」出入り口の脇に『ご自由にお使いください』と立て看板の付いた傘立てがあり、古めかしい番傘が1本差してあった。「へぇ、気が利くなぁ。お借りします」感心し、軽く頭を下げて傘を取る旋風! 差して帰り始める旋風。(フフッ、引っ掛かっちゃったね)傘の表に目玉が一つギョロりと出現した。傘化けだ!! そこへ先頭にキンジ、後から天晴達が駆けて来た!「ごめんなすって!」キンジは駆け抜けてゆく!「お父さん」戸惑う風花。「妖怪が出たのか?」「ああ、この先だ!」天晴達も駆け抜けて行った!「気を付けてな!!」旋風は気遣った。
雨が晴れた中、天晴達がスーパーの前まで来ると、キンジが忍者スターバーガーで何やら調査をしていた。「妖怪の足跡、ここで途絶えていやす」忍者スターバーガーで足跡を見ていたキンジ、そんな機能まであったとは!「それって、どういうこと?」解せない風花。「ここから大きくジャンプをしたか、それとも」例の看板付きの傘立てに気付くキンジ。「もしかして」立て看板を手に取った霞!「あれ? 通り雨だったみたいだな」引き続き帰り道の旋風は晴れていることに気付いて傘を畳んだ。(そろそろ着くのかな?)目玉をギョロつかせる傘化け! 機嫌良く、買い物袋の卵を確認していると、「万年筆! 落としちゃったかもしれない!! 探しに戻るか」今頃気付き、来た道を戻り出す旋風!(ええー?! 戻るんじゃない! このまま進めカサ!!)
傘化けが慌てていると
     5に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 5

2015-06-15 23:49:50 | 日記
天晴が駆けて来た!「親父!!」「おおぅ」「この傘もらうぞ!」「いやいやッ?!」旋風の戸惑いにお構い無しに番傘を奪い、投げ捨てる天晴! 傘化けは正体を現した!!「よくぞ見破ったカサ!」「傘? 万年筆?」ややこしい傘化けの風貌に混乱する旋風。霞達も来た。「お父さん、逃げて」「ああ」風花に促され、逃げようとする旋風。「待てぇい!」傘化けは旋風を追おうとしたが、キンジが飛び出してきた!「ワオッ! かの有名な傘化けさんでございやすね! ちょいとお写真いいですか?」忍者スターバーガーで写真を撮ろうとするキンジ、傘化けは困惑したが、「ピース!」撮影に付き合った。カシャッ!「ちょっと待てぃ! 何をやらせるんだカサ!」ノリ突っ込みに対応する傘化け!「一先ずここは、退散カサぁ!!」よくわらなくなってきた為、傘化けは飛び上がり、回転して飛び去って行った!
「本当に面目無い、妖怪に気付かないなんて」道場では旋風が落ち込んでいた。「傘に化けてたんだから、しょうがないよ」「そうだよ、父さん」凪と風花は側に座り、フォローした。「警戒を強めないといけないな、奴等がこの辺りをしらみ潰しに探し出すかもしれない」奴等は警告した。「はぁ」旋風は特売のチラシを丸め、それで自分の頭を小突くとため息をついて部屋を出て行った。風花と天晴は放っておけない様子だった。
縁側に旋風が座っていると、天晴と風花が来た。「親父、落ち込むなよ」「忍者じゃないんだから、しょうがないよ」「父さんなぁ、これでも子供の頃には忍術の天才って呼ばれてたんだ」「ええ?」天晴と風花は驚いた。「親父が?」「俺も、ラスト忍者を継ぎたいって思ってさ、修行してたんだ」「それで、忍術に未練があるって言ってたんだ」「ちょうど、風花くらいの歳になると」旋風は風花の頭をぽんぽんっと優しく叩いた。「まったく、
     6に続く