銕仙会 定期能 『朝長』
5月11日(金) 宝生能楽堂の入り口でお見掛けしたのは馬場あき子氏 ???一瞬お人違いかと思ったけれど チケットを受け取られて「有難う!」とおっしゃったお声が間違いない(^▽^)/ 能について様々解説をお聞きしたりしたのは・・・「伊勢物語」とか「黒川能」とか 確か国立能楽堂が開場した頃だったような。
あれからどれだけ経ったの? ウイキペディアでみたら1927年生まれって! とてもとてもそんな風には見えなくて、シャキッとしてキリっとして全くあの頃とお変わりない\(^o^)/ 以前ブログにも書いた事があった「凛としてらっしゃる!」と。 (・・・御存じの方からコメントを頂いたので覚えていました)
朝日歌壇(朝日新聞)での選者としてのご活躍は存じていましたが・・・お能を舞われたりお謡いを謡われたりなさっていらっしゃるのが きっと溌剌としてお年を全く感じられないお姿の基なんでしょうね 「90歳 何がめでたい」じゃなくて「ホントにめでたい」素晴らしいです(@_@)
そうそう肝心のこの夜の能「朝長」 シテ方 浅見真洲 いつにも増して静寂・・・平治の乱で敗れた義朝一行、中でも16歳の朝長の悲痛な最期が語られて・・・「凄い大曲だったねぇ~」との感嘆の声があちこちから・・・
~~~前場 曲見での青墓の女長者 無常観や深い愛を。 後場 今若での若き公達の初々しさと悲壮感~~~見事に演じ分けられていて 久々能の世界を堪能しました