夏、北海道を訪れるたびに気になっていたこの花・・・
「開拓の村」へ向かうタクシーの運転手に「あれはなんと言う花?」
「西洋タンポポですよ」 村内のお店の人と話しているときも
「すごいですね、西洋タンポポ」に、「あの赤い花の所も見ました?」
などと言われて・・・・・
torajirou氏に「豚菜ではないですか」と、教えられて調べてみた。
有難うございます、ひとつ花の名前をしっかりと知りました。
www.botanic.jp/plants-ha/butana.htm - 7k
ここ東京あたりでは「西洋タンポポ」にすっかり負けてしまい従来の
「日本タンポポ」は、殆ど見ることは出来ない、とずっと以前から聞かされていたものでした。
それは、一見では見分けにくい普通のタンポポ・・・確か花の下の
がく?の形が違っているという。 そうこちらはすごいノッポさん♪
それにしても、豚菜って、ちょっと可哀そうな・・・
Salade de pore(豚のサラダ) いくらフランス語からの直訳とはいえ・・・シクラメンもそんな日本名でしたか・・・・・
4日目・苫小牧のホテルでの朝、天気予報は終日傘マーク・・・
さてさてどうしよう・・・16:45新千歳空港~~羽田へ帰る予定だし。
そこで、豊富な緑に囲まれた野外博物館 『北海道開拓の村』に。
女子高校生たちのバスは、早くもお迎えのようです・・・・・
小雨にぬれて、草むらに咲く西洋タンポポが、実に鮮やかで
この後も村内いたるところで、目を奪われたのでした・・・・・
花びらが散り敷かれた アカシア並木のメイン道路を、白い馬に
引かれて進みます・・・(開店休業状態だったので、又乗りました)
こんなに間近に、花の咲いているアカシアを見たのは初めてかな
木造の近藤医院・・・入り口の植え込みが輝いています・・・・・
漁村群には大きく立派な「青山家住宅」・(小樽の「にしん御殿」は
青山別邸)・・・でもでも、くさはらのこの華やぎに目を奪われて・・・
「旧札幌農学校寄宿舎」 バンカラで聞こえた古い寮も・・・↑
若草に飾り立てられて、いまなお青春!
入村してきた 小学生はバタバタと駆け足で、村内を一周です・・・
このグループも早い早い!
やっぱり、「子供の広場」の、竹馬ならぬ木馬?で遊ぶ様子が最も
活発にぎやかで、楽しそうでした!・・・・
(私も東京出身というお店の方と、北海道と東京両方の良いところ、よく訪れたという小石川植物園の話などをして、しばらく親しみました・・・)
今回は、帯広から大三角形を周ってきたわけ・・・印象深い旅
でした・・・昨年は洞爺~~ニセコ~~小樽。 年一回の北海道も
度重なればかなりになりました。
再度でも再々でも、なおなお行きたい所です!
3日目 「静内」~~「富川」で、途中下車して・・・・・
『日高ケンタッキーファーム』を、訪ねてみました、広い牧場で
美しいサラブレッドに会えたらいいなぁ、と。
ここは観光施設ですから、乗馬用の馬たちがメインです。
気持ちよさそうに身をまかせて、手入れされていますね。
手綱をひかれて・・・・・ 私たちも奥の方を散策してみましょう
白樺に囲まれて、快適そうな“ロッジ”が建ち並んでいます。
その前に、パークゴルフ場の林の方に、一頭ずつ囲われている馬を見に行ってきます。
賢そうな目をしたサラブレッド「ロングハヤブサ」 1981年生まれ
大人しいです、いい顔してる・・・あらっ、あちらの柵の中の栗毛が
気になります・・・(折角寄ってきてくれたのにごめんね・バイバイ)
遠くからでも、なんだか引き締まった姿が、格好いいです!
「すご~い!G1レースに優勝しているの」「こっちに来て、よく顔を
見せて」・・・・・軽やかな歩調で、近づいて来てくれました。
「オフサイドトラップ」1991年生まれ・・・1998年秋の天皇賞優勝馬
「ロングハヤブサ」に比べれば、10歳も若いんだ、 元気が余って
柵を噛んだ跡が、くっきりと。 「!気をつけてください、人に慣れていないので・・・」とも。
――奇しくも今朝(7/12)の新聞に、年1回の競走馬の競り市で、国内市場最高値6億円で落札された馬が出た、とのニュース。 所も苫小牧・・・「すごい子供が出るといいね、君にも・・・」――
みどりの牧場では、和やかに草を食んでいます・・・群れて。
ルピナス、ポピーが緑を彩り、美しい季節が到来しています!
赤、白のハマナスが、雲の厚くなった空の下で、強く香りたって
きました・・・・・そうです、お馴染みの“バラの香り”でした。
木も草も花も、馬たちも小さなワンちゃんも・・・みんなでたっぷりと
癒してくれたのでした・・・小さなゴルフ遊びもね・・・(笑)
日高本線を「苫小牧」まで、乗りきります。
「様似駅」は、始まりの駅・・・どん詰まりの駅でもあります
この先はない・・・行き止まり・・・・・
線路に下りるのも、真っ白に咲く素朴な“のいばら”を愛でるのも
気の向くまま、思いのまま、列車を待つのも楽しいひと時です
ようやくやってきた列車・・・16:35発 2両編成ですが
乗客は果たして、どのくらい乗ってくるのでしょう・・・・・
線路脇の車窓には、ハマナスの花が実にさりげなく咲いています
海辺の小さな駅の脇・・・何を集めているのでしょうか?
旅の風情を満喫できる、ローカル列車からの景色が、続きます・・・そしてここは日高、名馬の産地、広々した牧草地では、草を食む馬たちの姿をみることも。
「静内」 駅前のモニュメントも 躍動的な “馬”
今夜のホテルは、ここ静内・・・明日は美しい馬に会いたいな!
「わぁ~きれい♪」 バスを降りてすぐに、丘をかけ登りました
文字通り青い海、白い波 せり出した断崖・・・・・日高山脈が
海に落ちこんでいるところでしょうか。
海から吹き上げる、強烈な風・・・・・草たちはあえぎ、風車は
猛烈な勢いで、くるくる廻っています・・・・・
突き出した岬への遊歩道には、しっかりしたガードがあるとは
いいながら、吹き飛ばされそうで、歩いていく勇気はありません
『風の館』・・・・・「風速25mが体験できますよ」と、いわれても
岬全体、どこででもすごい風を身体いっぱいに今受けています
遠く、日高の山々も見えています・・・左端の三角はアポイ岳
でしょうか・・・・・あの高山植物の楽園では、可憐な花々が開き
霧や強風に身を震わせているのでしょうか・・・・・
(途中で降りてしまったかたちの路線バス、次は2時間後かな?
「様似」まではタクシーのお世話になります。 走っている見る間に、海から霧がどんどん上がって来て、山は全く見えなくなってしまいました。)
午後からは、「広尾」12:35発の「様似」行きバスに乗って
「えりも岬」まで行きます・・・・・
バスは走り出して間もなく、海岸線に出ました。 行く手には
トンネルとも違う ××覆道なるものが、次々に現れます。
左に太平洋、右にはせり出した崖・・・道路脇に滝もあったり
と、目まぐるしくも、すごい国道なのです。
こんどは「ビタタヌンケ覆道」とあります・・・
いったい全部でどれくらいの覆道が、あるのでしょうか
直線と曲線、モノクロの中の黄色い中央分離線、赤い矢印
魅せられた覆道内部です! Please Click!
――そう、ここは『黄金道路』とも 呼ばれている道路です
広尾橋~~~庶野まで31.7Km 十勝とえりも町とを直接結ぶ唯一の道・・・
開通したのは1934年・・・「黄金を敷き詰める位に巨額を要した」ことからの命名とも言われているのです――
厳しい条件下での場所を過ぎると、不思議です、空の色海の色がまるで変わってきました。
牧草を山に積んだトラックも通りかかります・・・この時期に刈ったものは、秋刈りの2番作よりも、ずっと栄養豊富な牧草なのだそうです。
夏の北海道では、大勢見かけるオートバイ族や ↑
自転車を、必死に漕ぐ 若者も ↓ 現れだしました。
私たちの目的地 「襟裳岬」は、もうすぐそこです。
えりも岬 13:35着
7月3日~6日まで、十勝、日高方面を廻ってきました。
羽田発の帯広便(JAL)が、出発直前になって機体整備箇所が見つかったとかで、一時間遅れ、降り立ったのはすでに14:00。
翌4日からはじめます。
帯広駅前、午前9時の温度です。 これから帯広~~広尾へと路線バスに乗ります。 (帯広9:10~~広尾11:30)
車窓からは、次々と広々の緑豊かな麦畑や・・・
白やパープルの花をつけたジャガイモ畑が広がります。
これはパープル、メークインでしょうか。 ほかにビートの葉株も目に優しい眺めです。
帯広を出て1時間半、ここでちょっと休憩です。6分間。
乗客は私たちだけ・・・若いドライバーさんは上野の鉄道学校出身。 すでに「鉄道の旅、全国制覇」している由。 ローカル線もまた大好きな者同士、思いもかけず談義に花が咲いたのでした。主に主人と、です。 そして廃止を懸念する路線のことなどにも話は及んで・・・
今年一回目の牧草刈りが、終わっています・・・今刈る春からの緑には、秋に刈る2回目よりずっと豊富な栄養があるのだそうです。
広尾は、鉄道の駅かと見まがうバス待合所です。 ここでの待ち合わせ1時間ほど、近くの食堂で昼食をとり(帯広名物 豚丼を)
「えりも岬」経由「様似」行きの路線バスに乗り次ぎます。