昨夜 古典芸能への招待を観て・・・図らずも哀しみに胸がつまりました
早世した 5世野村万之丞氏のあれこれを想い起して・・・
能『翁』 翁 人間国宝 友枝昭世、 三番叟 野村万之丞、 面箱持 野村真之介
ここで囃子方には 大鼓も加わり 小鼓(頭取など3名)、笛 狂言方の三番叟の登場です
この日(2017/1) 野村万之丞(万蔵・長男20歳)、野村真之介(万蔵・3男13歳) 各々「披き」の舞台
この姿で「揉みの段」が始まった時 応援しファンだった5世万之丞氏の舞台を 勇壮なその姿を
その掛け声と共に思い出して・・・(勿論拝見、「釣り狐」の披きも(^▽^)/)
「才能多き逸材を失った残念さ」をあらためて噛みしめたのでした。 (享年44歳 2004/6/10 )
(田楽や伎楽など古代、中世の芸能の研究にも取り組み 音楽、舞踏、演劇、美術からなる総合芸術
としての「楽劇」を提唱していました。
(~~その頃私も仮面劇に強く惹かれていたので期待と関心のファンだったのです)
ここで「黒色尉」をつけ 面箱持ちから鈴を受け取り「鈴の段」に移ります
そして次 野村拳之介(万蔵・次男17歳)による 「那須余市語」 の 披きとなります
後見に 人間国宝の祖父 「野村 萬」 その前でただ一人 凛々しく勤め上げました
現在の野村万蔵家ですね 萬氏の長男である5世万之丞氏が亡き後 その弟家筋に万蔵家は移り
孫世代へと 引き継がれているわけです~~~
さすがに 逸材ぞろいの 「万蔵家」です!
話・想いは逸れがちです 2020の1月 銕仙会の定期公演で『翁』を観た頃 この様な窮状が
世界を日本中を襲うなんて想像もしていませんでした。
「国土安穏」 一時も早くこのコロナ禍が収束し 楽しみを堪能できる日々が訪れてくれることを
心から望んでいます m(__)m