ツァー旅行も15日間ともなると、殆どの方と仲良くなる・・・
なかでも“最初に声をかけて(た)”の方とは事のほか。今回もやはりそうだった! 明るく若々しいご夫妻は、とっても仲良しでいつもニコニコ感じがいい!
そんな彼女がある日、そっと渡して下さったのがこの『折り紙の箱』・・・「夕べ折ったの」「えっ、私に下さるのウレシイ!」
ベネズエラやメキシコで買った小さな民芸品を詰めると、なんとも可愛いお土産箱になった! トランクの中でつぶれずに無事持ち帰ったものを早速撮って「素敵でしょ、可愛いでしょ」って、有難うの気持ちをご報告したのでした。
基本になる1枚目の折り方見本も頂いてきた・・・いずれ作ってみよう、想い出に浸りながら・・・
メキシコ・シティ・・・カテドラル前の広場では、今も先住民の人による呪術が行われていました。
香草をくゆらせて、悪魔祓いのようなもののようです。 敬虔な祈りにも似て真摯な雰囲気が覆っていました。 熱心な希望者が数人並んでいました。
―――メキシコ古代の儀式といえば『生贄の祭式』
<テオティワカンに残るアステカ人の神話> によれば
自分たちの身体を犠牲にして人間と植物を創った神々は、次は太陽を創り出そうと暗闇の中テオティワカンに集まった。 太陽の候補に2人の神が選ばれ、彼等は太陽になるための苦しい修行を始めた。 神々はこの2人の修行の為にそれぞれに対して大きなピラミッドを建ててやった。 修行を終えた2人の神は、いよいよ太陽となるため燃え盛る火の中に身を投じた。 2人の神は太陽と月になったが、どちらも空で止まったままで、一向に動く気配をみせない・・両方の神とも死んでしまったからだ。 残った神々は太陽と月を生き返らせるために、皆、その身を捧げた。 すると太陽と月も動き出したのである・・・
神々の犠牲によってできた「動く太陽」を永遠に動かすためには、人間も神々のように犠牲にならなければという信仰のもと、生贄の祀りはアステカに欠かせないものとなった。
二人の神が修行に使ったピラミッドこそ、今もテオティワカンに残る太陽と月のピラミッドである―――
・・・国立人類学博物館の写真をアルバムに追加しました・・・