苦手の北風が強く吹いています
工事中のビルの屋上には吹き流しが・・・
昨夜のEテレで 国立能楽堂40周年記念とて
能『桧垣』(金剛流)が放映されていました
想い起せば
伝統芸術振興会主催の講座に通ったのが1982年
直後の国立能楽堂の新設は期待に心躍る喜びでした
宝生能楽堂での銕仙会の会員になって40年余り
その間定期公演を見続けてその数400余り~~
『桧垣』は先代銕之丞氏(60/3/2)で拝見しました
老女物と呼ばれて最奥の秘曲!滅多に舞われない
なのにゲスな繰り言~m(__)m~
シテ方 金剛永謹氏の姿の美しさに見惚れつつ
字幕の文字を見ていたら・
「さも美しき紅顔の翡翠の鬘花萎れ 桂の眉も霜降りて
水に映る面影老粋 影沈んで
緑に見えし黒髪は土水の藻屑 塵芥」って
ヒドイ! そして遂には
「美しかった白拍子がなぜに老いて更に死して後
地獄の責め苦を受けなくちゃいけないの???
おごりのせいかつをしてたから?!」
修羅道に散った武将が苦しむのは解かるけど
ぁ~ 奇特な僧に救済されるから
いいけど・(⌒∇⌒)
◎追記 能楽鑑賞を楽しんでいた数十年を振り返る縁を
探るべく戸棚を開けて残してあった本を
引っ張り出しました
偶々 ”金剛家の秘宝展”のカタログ本が
1983年9月20日 とあります
そして「面」覧にあったのが
「桧垣」 ☝ ☟ 「小町」
昨夜の面は どちらかというと小町に近かった?
どちらも 老女です