昔 母が「阿古屋の琴責めは素晴らしい、歌右衛門の専売特許!」と折に触れ語っていた思い出・・
『壇ノ浦兜軍記・阿古屋』
その阿古屋の役を歌右衛門亡き後玉三郎が引き継いで久しい と云うことも十分知っていました。そしてこの度その玉三郎がこの難役を次世代へと継承すべく試みると語っているのを聞き どうしてもとの気持ちになり昨夜観劇して来ました(^▽^)/
上演記録を見ると 昭和28年~~昭和61年まで正に歌右衛門の独壇場!(歌舞伎座、御園座、南座) 玉三郎は平成9年1月国立劇場を初めにお相手も様々に各地で演じています
阿古屋が何故大役かといえば・・・その心情をのせて舞台上で 役者が直に 琴、三味線、胡弓を弾き演じるという事・・・昨夜の玉三郎はさすがに圧巻! しわぶきひとつ無く 正に息をのんで劇場中が聞き入ったのでした(^▽^)/