梅ちゃんのガーデンブログ

コンコード環境デザイン研究所○ランドスケープデザインとまちづくりとマウンテンクライムのブログ

レオナール・フジタ展

2009-04-24 21:06:54 | アート
レオナール・フジタ展
 久しぶりに福岡市美術館に出かけた。レオナール・フジタ展を観るためである。
 この日、ちょうどお昼頃大濠公園に着くと池の周りを半周して美術館に到着。
入口はフジタグッズを買い求める人たちでイッパイである。

 藤田嗣治、フジタツグジ、フジタツグハルともいう。私はツグジだとばっかり思っていたのだが、この人の父が将来出世したら「ツグハル」にしていいと言ったそうである。

 ならば私も和久カズヒサをワキュウにしようか。しかし、そんなに出世してないし、ワキュウというのも坊さんみたいだなー。

 と、考えながら、フジタ先生との接近戦は続く。フジタの絵は裸婦がほとんどである。この先生、本当に裸体が好きだったのだろう。飽きもせず描いている。

 私も学生の頃、裸婦デッサンをやったことがあるが不真面目な態度をとる事ができない。みんな真剣である。だから私も真剣に見た。最初だけウワーと思った事を覚えている。

 藤田先生の裸婦は、ほとんど肉感がたくましくメタボではないかと思うほどプヨプヨである。

 確かヌードのモデルはメリハリの効いた人が多かったなー。
 みんなからどんなもんか聞かれた覚えがあるが、別にストリップ(死語)みたいに踊るわけじゃないから。と答えたことがある。

 それにコスチュームのデッサンは意外と難しく服を着てないような絵になっていたナー。
 そうえいばアグリッパ、にダビデ、石膏デッサンとやらをやったなー。などと思いつつ、会場を廻っていた。

 このフジタ先生、5回も結婚し裸婦ばかり描いて最後はフランス人になってフランスに墓をつくっていたのである。まー幸せではないですか。

 フジタ先生は軍人(軍医)の家に生まれ戦争中、戦争画を描き、戦後非難され、追われるがごとく日本から捨てられていたのである。(この辺のことは菊畑著:フジタよ眠れ、に詳しい)

 フランスは芸術の都、一度だけ私も行ったことがあるがもう一度行ってみたいものである。
 この日は思いのほかいい展示だったと思いながらビール(発泡酒)を飲み帰路についたのでした。

コンコード環境デザイン研究所 梅田和久
コメント
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