投稿
添乗員日記①
<発車>
○月×日 長野・霧ヶ峰高原・ニッコウキスゲ 日帰りバスツアー
5時55分 都内某駅にスタンバイ お客さんは6時40分集合なのでまだ誰もいない。今日は4時に起きたので眠いがスタンバイに遅れると<罰金>なので寝坊は厳禁、でもなぜ集合時間の45分前にスタンバイなのか??? 20分くらい前にならないとお客さんはこないのに。しばらくするとバスが到着、
私「おはようございます!」
ドライバー「・・・・・・・・・・」
私「今日の打合せなんですが・・・」
ドライバー「・・・・・・・・」
6時45分 あぁ、朝からブルーになる。最近、このタイプの運転手さんが多過ぎる。運転手さんは昨日の帰着が遅い(深夜2時に家に帰ったとのこと)のと今日の出発が早くて機嫌が悪いのだ。とにかく集まったお客さんをのせ次の集合場所へ出発。
8時10分 2番目の集合場所からのお客さんをのせ最後の集合場所に到着。お客さんの受付の合間に朝食の弁当をバスに積み込む。積み込む前に何度も弁当の数をチェックする。後で足りないと自己負担でサービスエリアの弁当を買わなければならないので慎重に確認。
さぁ出発、というところで最初の集合場所からのったお客さんがトイレに行きたいとのこと。と同時に、バスの中で待っている男性のお客さんから、「いつまで待たせんだよぉ!早く発車しろっ!!」と怒鳴られる。
バスは集合場所で待っている間エンジンを止めているので暑さでイライラしているのだ。だからって、弁当屋さんに支払いもしなければいけないし、トイレにもいかせなければならない。こういうときにおつりを間違えたりするのだ。(間違えたら自己負担) 冷静に冷静にと自分に言い聞かせ怒っているお客さんに事情を説明するが、「この前の添乗員は仕事が早かったぞ、もっと早くしろっ、会社に言うぞ!!」とのおきまりのせりふ。
そんなとき、バスの前から「早くしろっ! 道が混み始めるぞ!なにやってんだ、行ってつれてこい!」と運転手さん。
狭く暑いバスの中で何度も謝っているうちにトイレに行った人が戻ってきてやっと出発。
あぁ、無事に一日が終わりますように!(つづく)
添乗員日記①
<発車>
○月×日 長野・霧ヶ峰高原・ニッコウキスゲ 日帰りバスツアー
5時55分 都内某駅にスタンバイ お客さんは6時40分集合なのでまだ誰もいない。今日は4時に起きたので眠いがスタンバイに遅れると<罰金>なので寝坊は厳禁、でもなぜ集合時間の45分前にスタンバイなのか??? 20分くらい前にならないとお客さんはこないのに。しばらくするとバスが到着、
私「おはようございます!」
ドライバー「・・・・・・・・・・」
私「今日の打合せなんですが・・・」
ドライバー「・・・・・・・・」
6時45分 あぁ、朝からブルーになる。最近、このタイプの運転手さんが多過ぎる。運転手さんは昨日の帰着が遅い(深夜2時に家に帰ったとのこと)のと今日の出発が早くて機嫌が悪いのだ。とにかく集まったお客さんをのせ次の集合場所へ出発。
8時10分 2番目の集合場所からのお客さんをのせ最後の集合場所に到着。お客さんの受付の合間に朝食の弁当をバスに積み込む。積み込む前に何度も弁当の数をチェックする。後で足りないと自己負担でサービスエリアの弁当を買わなければならないので慎重に確認。
さぁ出発、というところで最初の集合場所からのったお客さんがトイレに行きたいとのこと。と同時に、バスの中で待っている男性のお客さんから、「いつまで待たせんだよぉ!早く発車しろっ!!」と怒鳴られる。
バスは集合場所で待っている間エンジンを止めているので暑さでイライラしているのだ。だからって、弁当屋さんに支払いもしなければいけないし、トイレにもいかせなければならない。こういうときにおつりを間違えたりするのだ。(間違えたら自己負担) 冷静に冷静にと自分に言い聞かせ怒っているお客さんに事情を説明するが、「この前の添乗員は仕事が早かったぞ、もっと早くしろっ、会社に言うぞ!!」とのおきまりのせりふ。
そんなとき、バスの前から「早くしろっ! 道が混み始めるぞ!なにやってんだ、行ってつれてこい!」と運転手さん。
狭く暑いバスの中で何度も謝っているうちにトイレに行った人が戻ってきてやっと出発。
あぁ、無事に一日が終わりますように!(つづく)
私は一般消費者なのですが、のっけから業界の裏側が知ることができて参考になりました。
つづきが読みたいです!!
今後もどんどん残酷さを暴いてください!
観光というより、立ち寄り先からのマージン集めをするような行程。1日に立ち寄る件数はこれでもかというくらいの数。最終地への到着時間が21時なんて当り前。お客様を下車させた後、バスは車庫まで回送し清掃。回送時間を短く見積もっても、運転手が帰宅するのは午前様ですよ。
旅行会社の利益よりも、周りで働く人たちのことをもう少し考えて欲しいと思います。
コメントありがとうございます。本当にそう思います。今回、添乗員の方が声を挙げてくださり、始めてバス旅行会社の実態がわかってきました。運転手さんと添乗員さんたちが如何に酷使させられているか、信じられない位ですが、つぶさに資料も見て本当のこことわかりました。許しがたい内容です。
なんとしても改善させるための「一穴」となるために頑張るつもりです。これからもコメントや応援よろしくお願いします。
他の運転手さんたちにもこのブログをぜひ拡げて下さい。
(NPO法人労働相談センター スタッフ一同より)
運転手さんのこともよーーくわかります。
働かせすぎです。
私は海外専門で最近していましたが、お客さんは海外でも変です。夜中に電話してきてつまらない質問。
バスの中では、寒い、暑いを連発。気温調節が出来ないと怒る。ホテルでは勝手に水や、ジャムを持ち帰る。(泥棒だと思う)、日本語が通じないのに、フロントで日本語でまくし立てる。
いつも、海外でもトイレの長い列は日本人と決まっており、恥ずかしいです。
昔のお年よりはつつましく、添乗員に対して思いやりがありましたが、最近の団塊世代のおばさんたちは、やれ@何してくれない、、そして話を聞いてないのに、それを添乗員がキチンと言ってないとウソをつく、そして、添乗員に注意されると、逆切れして、ウソまで書いてアンケートで逆襲。もう耐えられなくなりました。。
日本中の派遣(派遣にかぎらないですが)添乗員はみな塗炭の苦しみの中でもだえ苦しんでいます。
今回の2人の闘いで悪徳旅行会社と派遣会社を少しでも変えて行きたいと切に思っています。
これからも応援よろしく。
スタッフ
もう好きでもやってられん!
訴えた方がいると聞き、頑張ってほしいと思います。
人がいないのも分かりますが、私が所属している会社も海外添乗が中2日か3日空くだけで入ります。
それでもその間に精算、引継ぎが入るため、ずっと続きで仕事をしているようなもの・・・いつかは倒れるのでは?と思っているのに倒れない(笑)
薄給でも入社した時はお客さんの笑顔を見るだけで嬉しかったですが、最近のお客様は以前とは違います。
何をしても当然、当たり前といった態度です。
これでは添乗員のやる気もなくなるというもの。
海外の日本語ガイドを付けると料金も高くなるため、ツアーの料金を下げるため英語のガイドにして添乗員に通訳をさせたり(手当はありません)、ガイドを削り添乗員だけでまわったり・・・(これも特別手当はありません。)
どうしてお客さんは、一緒に日本から来た添乗員が知ったように現地のことをガイドのように話していることに対し、おかしいと思わないのだろう・・・と思います。お金を払った海外旅行。現地に住んでいる人の話を聞きたいとは思わないのかなぁ・・・
世の中の常識が変わりつつあるんですね。
これではいい添乗員がどんどん辞めてしまうと思います。
今回の訴えで旅行業界全体が変わるといいのですが・・・
お客さんの心の中の問題まで添乗員のせいにする方がも増えてきました。添乗員なんだから気を使ってほしい。。など、前のような気の使い方じゃ満足しなくなりました。
ようは、頼んだことイコール実践してくれる添乗員、要望をすべてしてくれる(これは言い換えればワガママ)添乗員がアンケートに丸をつけられるようになったと思います。
現地に住んでいないのに、イギリスとかガイドしてお客さんは変に思わないのかなあ。。。と思います。ニュージーランドも、ガイドなし。私は以前は、ガイドがいないほうが、自分の評価が上がるし、仕事しているように見えるかな?と思ったこともありますが、今はそういう考えではありません。
現地ガイドさんがいたほうが、仕事が分業できるし、役割もはっきりします。
正直言って阪急がそういう悪い習慣を作った現況と思います。