(写真:08年9月世界旅行博アピール行動で先頭に立って訴える塩田委員長)
(株)阪急トラベルサポートの不当解雇撤回を闘う
HTS支部塩田委員長への年末カンパのお願い
全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合
執行委員長 菅野 存
登録型派遣で働く旅行添乗員の過酷な労働環境と労働組合結成の経緯を取り上げた『週刊金曜日』(2月20日号)が「虚偽」だとして、大手旅行会社「阪急交通社」の子会社で、添乗員を派遣する「阪急トラベルサポート」は3月18日、取材に応じた同社所属の添乗員で、東部労組HTS支部の塩田卓嗣委員長に「今後、添乗業務のアサイン(仕事の割当)をしない」と事実上の解雇処分を通告しました。
塩田さんは2007年1月、労働条件の改善を求めて仲間たちと全国一般東京東部労組HTS(阪急トラベルサポート)支部を立ち上げました。同支部を紹介した記事を会社は「虚偽の事実」とし、「当社の名誉を著しく傷つけ、正常な業務の運営を妨害するもの」と指摘しています。しかし、ライターの野村さんと出版社の金曜日に対して抗議などはしていません。
登録型派遣の添乗員にとって「アサイン停止」(今後の添乗業務を与えない)は解雇と同じ意味を持ちます。
発行主体であるメディアを飛び越し、取材に応じただけの塩田さんを狙い撃ちにして事実上の解雇にする。これはこの間、派遣添乗員の待遇改善を先頭でたたかってきた塩田さんを見せしめにした「組合つぶし」であり「不当解雇」です。そして塩田さんを「見せしめ」にすることにより、企業への批判や不満の声を上げることそのものを萎縮させるのが最大の目的です。
現在、東部労組と支部・塩田さんはアサイン停止=解雇処分の撤回・職場復帰を求め、東京都労働委員会(都労委)で争っています。
塩田さんは4月、雇用保険の条件付給付(仮給付)を申請、受給を受けていましたが、11月の認定日を最後に給付は終了、現在、生活の見通しが不透明な状況です。
都労委は年明けにも証人尋問が行われ、春にも命令が発せられる見通しですが、会社の対応から見て、長期戦が予想されます。
つきましては、不当解雇撤回を求め闘う塩田さんにみなさんの支援カンパを要請いたします。
送り先、送り方は下記の通りです。
ぜひみなさんのご支援を心からお願いいたします!
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●現金書留で全国一般東京東部労組「塩田さんカンパ」係(東京都葛飾区青戸3-33-3 野々村ビル1階)宛お送りいただくか、
●郵便局の郵便振替(口座番号:00180-3-88328 加入者名「全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合」※お手数ですが、「通信欄」に「塩田カンパ」とご記入ください)
にてお送りいただければと思います。
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HPでいい顔しても、現状は違法行為を継続する悪質さは残念ながら多くの人が知っています。会社が設立し20年、JTBサポートインターナショナルだけでも延べ数千人の添乗員が違法に搾取され犠牲になっています。派遣と言っても旅行業界の派遣は相当違法行為が目立ちます。派遣は人件費削減のためですが、違法行為をしていいわけではない。JTBという名で労働者を集めていましたが、これはもう数年前から通用しません。皆見てます。皆知ってます。
わずかですがカンパしたいと思います。