
(2010年11月、東部労組定期大会で訴える塩田委員長)
「週刊金曜日」の取材に応じたことで、阪急トラベルサポートより「アサイン停止」(事実上の解雇)を受けた東部労組HTS支部の塩田委員長。
2009年5月、東京都労働委員会(都労委)に不当労働行為の救済申し立てを行い、昨年の2月には都労委で「審問」(証人尋問)が行われ、同年6月28日、結審となりました。
そしてついに、来る2月4日、「命令」(裁判でいうところの判決)を迎えます。
塩田さんへのアサイン停止(事実上の解雇)については、組合つぶし・「狙い撃ち」の不当労働行為であると同時に、インタビューに応じた労働者を「処分」するということは、企業への批判の声をあげることと、これを報じるメディアに対して「告発したらこうなるぞ」という見せしめです。
この点から、雨宮処凛さん、宇都宮健児さん、佐高信さん、中島岳志さん、湯浅誠さんの5人が呼びかけ人となり、「言論の自由」および報道に対する挑戦として「塩田さんへの事実上の解雇を許さない!文化人・言論人アピール」運動を展開してきました。この運動には、本多勝一さん、落合恵子さんをはじめ、多くの文化人・言論人の方が激励のアピールを寄せてくださいました。
また、「言論の自由への重大な挑戦」としてマスコミ関連の労働組合を幅広く包含するMIC(日本マスコミ文化情報労組会議)は、2009年5月22日付で阪急トラベルサポートに対して抗議声明を発しました。
そして、「週刊金曜日」を発行している株式会社金曜日とライターの野村さんも2009年7月、記事を「虚偽」として取材に応じた塩田さんを事実上の解雇処分にしたことは、取材および言論の自由を萎縮させるものとして、損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
このような中、来る2月4日、都労委の「命令」が交付されます。
命令の結果については、判明しだいこのブログでご報告いたします。
塩田委員長への事実上の解雇が、不当労働行為であることは
火を見るよりも明らかです!
阪急トラベルサポートはただちに塩田委員長を職場に戻せ!