尚美学園大学のカウンセラー不当解雇で抗議行動!
業務委託を偽装するな!労働者の権利を認めろ!
業務委託を偽装するな!労働者の権利を認めろ!
尚美学園大学(久保公人学長)で学生カウンセラーとして働いていた全国一般東京東部労組・公認心理師ユニオン支部の平田さんが不当雇い止め解雇された問題で、東部労組は10月6日、同大学を運営する学校法人尚美学園(久保公人理事長)の本部前で抗議アピール行動を実施しました【写真】。
この行動は、東部労組が加盟しているコミュニティ・ユニオン首都圏ネットワーク(首都圏ネット)の一日行動のひとつとして取り組まれ、17団体・100人が参加しました。
行動では冷たい雨が降る中、参加者は「不当解雇を撤回しろ!」「平田さんを大学に戻せ!」とシュプレヒコールを上げました。
マイクを握った平田さんは、学園を相手取って不当雇い止め解雇の撤回を求める裁判を闘っていることに触れ、「学園側は法令も知らず、判例も知らず、反論にもなっていない。経営陣の人権侵害に泣き寝入りしなくてよかったとしみじみ思う」と語りました。
また「傍聴に駆けつけてくれる仲間に励まされ、こういった運動でみなさんの発言は、どれもわたし自身が言うに言えなかった気持ちを代わりに埋めてくれるものばかりで、みなさんのおかげで心の面はほとんど立ち直ることができた」と述べました。
そのうえで「わたし自身の一番の目的は侵害された人権の回復です。引き続きみなさんの力で一緒に取り戻していきたい」と訴えました。
その後、首都圏ネット加盟団体である東京管理職ユニオン、下町ユニオン、ユニオンネットお互いさま、プレカリアートユニオンの仲間からそれぞれ連帯の発言をもらい、平田さんの団結ガンバローで行動を締めくくりました。
また、この日の一日行動で取り組まれた全国ユニオンによるアマゾン配達ドライバーたちへの業務委託契約を悪用した労働者保護のはく奪との闘いは尚美学園の闘いと共通したテーマです。「業務委託を偽装するな!労働者としての権利を認めろ!」の声をともに上げました。
裁判闘争と大衆行動の両輪で尚美学園の不当解雇撤回闘争に勝利し、雇用「類似」の契約のもとで無権利状態に置かれている労働者の生活と権利を労働運動の連帯の力で守っていきましょう!