(写真:横断幕をもって壇上に並ぶHTS支部、発言者は作家の鎌田慧さん)
12月4日、日比谷野外音楽堂で「派遣法の抜本改正をめざす12・4日比谷集会」(主催:12・4集会実行委員会)が2000名の参加で開催されました。
登録型派遣を禁止していない、「日雇い派遣の禁止」をうたいながら、それを「30日以内の派遣労働の禁止」にすりかえている、そして常用型派遣については事前面接を解禁、企業の直接雇用申し込み義務の免除など、「規制緩和」になっているなど、さまざまな問題点のある派遣法改正政府案に対し、連合・全労連・連合など、ナショナルセンターの枠を超えたさまざまな労働組合が結集しました。
集会はHTS支部・コナカ支部の裁判の弁護団の1人である日本労働弁護団の棗(なつめ)弁護士の司会で進められ、派遣で働く現場からの声ということで、いすずやパナソニック、キヤノン、グッドウィルの派遣労働者に続き、登録型派遣であるHTS支部が「添乗員に人権を!」の横断幕を掲げて登壇。代表で大島組合員が2000名の参加者、集会に参加した民主党菅直人副代表、共産党志位委員長、社民党福島みずほ党首、国民新党亀井亜紀子副幹事長など多くの国会議員を前に訴えました。
(発言する大島組合員と横断幕を掲げるHTS支部)
「勤続9年になりますが、登録型ということで、同じ会社の仕事を何年続けても、正規雇用となる道はありません。全国に1万2千人いると言われている添乗員の約9割が非正規雇用です。
登録型でさらに、1ツアー毎の契約だということで、一切のセーフティーネットにも守られてきませんでした。
私たちは東京東部労組に加入して、全国の添乗員の応援のもと、1つ1つを勝ちとってきました。けれど、全国の添乗員のほとんどは、何一つまだ手に入れていません。すべての労働者が安心して幸せに暮らせる制度を築いていただきたいものだと、切に願っています。」
大島さんの発言に大きな拍手が巻き起こりました。
集会の最後には全国一般東京東部労組菅野書記長の音頭で「派遣法改定政府案は みせかけだ!」「私たちが求めているのは 抜本改正だ!」などのシュプレヒコールをあげ、デモに出発。HTS支部も「添乗員に人権を!」の横断幕を掲げながら国会請願デモを行いました。
(シュプレヒコールの音頭をとる菅野書記長)
★当日の動画
・大島さんの発言http://www.veoh.com/videos/v168220508793Adzk
・シュプレヒコールhttp://www.veoh.com/videos/v168221702YCqNTMp?jsonParams=%257B%2522
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全国の添乗員のみなさん!
HTS支部に続き、労働組合で声をあげましょう!
そして労働条件の改善をかちとりましょう!
それにしても疑問がわいてくるのは、この会を主催した団体のひとつである「連合」(日本労働組総連合会)はサービス連合の上部組織ですが(下記参照)、
http://www.net-stu.com/public/menu/stu/03_org.pdf
傘下のサービス連合が添乗員を苦しめる元凶である「みなし労働」存続に加担していることをどう考えているのでしょうか。また関連会社フォーラム・ジャパンの違法派遣をどうして見逃しているのでしょうか。
もし東部労組スタッフの方でその辺りを解説していただけるとありがたいと存じます。
行きたいな。
うちの名ばかり労働組合はひとつも労組らしい行動はしないのでうらやましいです。
動画もみました。
大島さんの発言には胸をうちました。
自分たちのことではなく、全国の1万人全添乗員のことを訴えて下さっています。
そこがうちらのとはそもそも姿勢が違うと感動しています。
御疲れさまでした。