写真=裁判を提訴した東部労組マツモト支部の組合員3人
東部労組マツモト支部が固定残業代の無効を訴えて裁判提訴!
全国一般東京東部労組マツモト支部の組合員3人は、株式会社マツモト(本社:東京都足立区)に対し、固定残業代の無効と未払い残業代約900万円の支払いを求めて東京地裁に提訴しました。
提訴日は8月26日付。原告となった組合員3人は昨年11月に、事業者用の一般ごみを収集運搬している同社の労働組合を東部労組の支部として結成し、固定残業代制度を悪用した残業代不払いや不公正な賃金体系の是正を団体交渉で要求してきました。
同社の固定残業代制度は、賃金の半分近くも固定残業代が占めて、それを除く基本給だけでは東京都の最低賃金を下回る月があったほどデタラメなものです。それも過労死レベルを上回る月100時間もの長時間労働をあらかじめ予定する制度であり、これが公序良俗に反するのは明らかです。
組合員3人はいずれも深夜の仕事に従事していますが、この固定残業代制度のせいで結果として日中働いている労働者とまったく同じ賃金しか支払われていません。心身ともに過酷な深夜労働に見合う手当が払われていないのも同然です。
これらの点を組合側は団体交渉で指摘し是正を求めてきましたが、会社側は組合員の声に一切耳を傾けようとしない不誠実な対応でした。このため組合側は裁判闘争に入ることを決意し、今回の提訴に至りました。
株式会社マツモトの松本一郎社長は残業代をきちんと支払いなさい!
東部労組マツモト支部は勝利するまで闘っていきます!
みなさんのご支援をよろしくお願いします!