東部労組マツモト支部が初めての社前抗議行動に決起!
事業者用の一般ごみを収集運搬している株式会社マツモトの労働者4人によって結成したばかりの全国一般東京東部労組マツモト支部が11月27日、初めての社前抗議行動に立ち上がりました。
足立区の東武線「梅島」駅に結集した支部4人と東部労組各支部の仲間は徒歩で会社前に到着すると、「マツモトは違法行為をやめよ!」と書かれた横断幕を掲げて、ただちに行動を開始しました。
最初に本部の須田書記長から、▽仕事中の事故の弁償として給料から差し引かれている、▽通勤交通費で自腹を切らされている、▽固定残業代制度を悪用して残業代不払いや不公正な賃金体系が横行している、▽有給休暇が自由に取れないなど、マツモトにおける劣悪な労働条件を明らかにしました。
それを受けて支部の4人が次のように訴えました。相原副委員長「事故の弁償を払わされるのは大変なこと。このままでは生活できない。どうやって子どもを育てて食べさせていくのか。いい加減にしてほしい」。福井副委員長「無事故手当も含めて事故時に最大13万円も引かれる。自己負担金をすぐに廃止すべきだ。夜9時半に出て朝7時まで、週6日働いて体が大変だ。そこのところもよく考えてほしい」。三嶋委員長「入社時の面接で社長から交通費は3千円しか出ないと言われたが、就業規則では距離によって支給することになっている。ずっとだまされてきた。自分たちは4人ではない、今日集まった全員が仲間だ」。山田書記長「社長は弁護士任せで団体交渉にも出てこなかった。これが誠実な対応か。全国の労働組合のみなさんの力を借りて行動を起こすしかない。私たちは一人たりとも絶対に曲げない」
続いて支部組合員が社内にいた社長に対して抗議と団体交渉の申入書を読み上げて手渡しました。その後、東部労組本部の菅野委員長、東部全労協の金澤議長、東京清掃労組葛飾支部副委員長で葛飾区労協の三浦議長がそれぞれ抗議と連帯の発言をしました。
最後にあらためて支部4人が今後も闘っていく決意を表明し、参加者全員でシュプレヒコールを上げ、三嶋支部委員長の団結ガンバローで行動を締めくくりました。
マツモトの経営者は違法行為を是正せよ!
事故弁償や通勤費を労働者に負担させるな!
残業代を払え!有給休暇を自由に取らせろ!
11 27マツモト支部社前抗議行動