シリーズ「解雇理由」2016年6月

みなさんへ　
シリーズ「解雇理由」です。
2016年6月にＮＰＯ法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。

 

**********************************************************

「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例(2016年6月)のまとめ
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2016年8月8日

 

1、 ◎◎◎◎の100％子会社が事業譲渡・清算・解散となり、社員は6月30日をもって原則全員解雇になります。社員は譲渡先企業へのわずかな求人への応募かほとんどはリクルートを通じて一般企業への就職。
「◎◎◎◎は過去最高益を上げる」というニュースが流れ、一方で子会社の社員は全員解雇。◎◎◎◎に判例上や社会的通年上で問題はないのでしょうか。

 

2、 病院勤務。難病になり手術を行いました。勤め先の医師はとても理解のある方で、「クスリでコントロールしながら勤務は可能なので働いて欲しい」と言って下さるのですが、オーナーが事あるごとに「治療に専念したら？」と執拗に辞めさせようとしてきます。

 

3、 臨床検査センターの臨床検査技師。入社一ヶ月ほどで「経験不足」を理由に一方的に解雇されました。実家を離れアパートを借りたばかりで、その上、「一ヶ月で解雇」という前歴はその後の就職先探しにも不利になり、いまだ勤め先が見つかっていません。

 

4、 英会話教室のマネージャー。オーナーが新たにマルチ商法を計画しています。反対しましたが、「反対する者はくびにする」と言ってきました。そんな解雇は有効なのでしょうか。教えてください。

 

5、 試用期間3ヶ月過ぎて、4ヶ月後に解雇されました。会社は「一ヶ月契約の期間満了だから解雇ではない」と言い張りますが、私は一ヶ月契約を結んだ覚えは全くありません。解雇予告手当と解雇理由書を求めましたが、「解雇ではない」ときっぱりと拒否されました。

 

6、 会社が請け負っている担当「アプリ」が突然終了すると告げられました。そのため、「社員には辞めて欲しい」と退職勧奨されました。実際は整理解雇です。であれば、会社として社員を切る前に努力する必要があると思うのですが。

 

7、 女性社員。社内の不倫を理由に解雇を通告されました。不倫相手は解雇されません。この解雇は有効でしょうか。自業自得だとは思いますが、ただ耐えるしかないのでしょうか。仕事は真面目にやってきています。

 

8、 高校教諭。体調を崩して退職して、健康も回復し別の高校の採用が決定しました。ところが以前の高校の校長が私の事を「難病患者」「女性に酷いことをした」等全く事実無根の事を新しい高校の校長に伝え誹謗したらしく、採用が取り消されてしまいました。勿論証拠もなく証人もいません。

 

 

／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／

労働相談はこちらへ

NPO法人労働相談センター
http://www.rodosodan.org/

全国一般東京東部労働組合
http://www.toburoso.org/

ジャパンユニオン
http://www.jca.apc.org/j-union/

****************************************************
動画(東部労組関連)一覧表
https://www.youtube.com/user/The19681226002/videos