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相談件数が756件-過去最高の件数を2ヵ月連続で更新
うち震災関連の相談が110件
NPO法人労働相談センターの4月の相談統計がまとまりました。
相談件数は756件を記録。3月の659件に続き、2ヵ月連続で単月での過去最高の件数を記録しました(上グラフ)。
ひと月の相談件数が700件を超えたのは、相談を受け付けるようになって以来初めてのことです。
この756件のうち、110件が震災に関連した相談です。
その意味では、震災関連の相談が相談件数全体を押し上げている傾向がうかがえます。
特徴としては、2008年秋のリーマンショック以降、「解雇・会社都合の退職」相談が従来第一位であった「賃金」相談を抜いて相談内容の第一位となっていたのですが、それが逆転。「賃金」相談が全体の27%と、第一位となりました(下グラフ)。
これには、震災にからんだ休業補償の相談などが増えていることが影響しているのではないかと思われます。
ただ、「解雇・会社都合の退職」相談も全体の23%となっており、高い割合であることには変わりはないと言えます。
また、女性からの相談が49%と、前月に比べ10ポイント近く増えていることも特徴の一つです。これにより、男性(51%)と約半々となりました。
昨2010年一年間の相談件数は5,943件ですが、このままの状態で推移した場合、昨年の相談件数を大きく上回ることが予想されます。