非正規労働者は「春闘」で待遇改善を勝ち取ろう!
メトロコマース支部とともに同一労働同一賃金を実現しよう!
「愚痴にとどまっていた不満を会社側に堂々と言えるようになった」
東京地下鉄(東京メトロ)の子会社「メトロコマース」で働いている契約(パート)社員らでつくる私たち全国一般東京東部労組メトロコマース支部が『読売新聞』の取材を受けて、その記事が1月26日付夕刊に掲載されました。
記事は2010年の「春闘」がスタートしたことを受けて、今春闘の大きなテーマになっているパートや契約社員など非正規労働者の待遇改善について報道したものです。非正規雇用の当事者として、メトロコマース支部の活動とその成果、組合員の率直な意見が紹介されています。
不安定雇用と低賃金で苦しんでいる非正規労働者は、労働組合をつくって春闘で賃上げを勝ち取りましょう。メトロコマースの仲間とともに同一労働同一賃金・均等待遇を実現しましょう。
記事抜粋は以下のとおりです。
========================================
「同じ仕事なら、同じ待遇に」
パートら切実春闘
(略)
「忌引休暇がなく、親族の葬儀には通常の休みを取った仲間もいた」
首都圏に本社を置く鉄道会社の子会社でパート勤めをする女性(59)はそう振り返った。仕事の内容はほぼ同じなのに、パートの待遇は低い。忌引休暇のほか、社員に支給されている食事補助券ももらえない。会社に改善を要求したくて労組に相談に行ったが、「『パートは労組に入れない』と加入を断られた」。
そこで女性らは昨年3月、パート仲間だけの組合を結成。独自に会社と交渉すると、会社側は秋になって忌引休暇のほか食事補助も認めてくれた。会社側は、パート労働者の待遇改善を目的にした「改正パートタイム労働法」が2008年4月に施行されたことを受け、「正社員との格差是正を検討中だった」という。組合副委員長の女性(58)は「愚痴にとどまっていた不満を会社側に堂々と言えるようになった」。今春闘の連合方針については「全労働者がまとまれば大きな声になる」と期待するが、「無視され続けた私たちにとって何を今さらという感じもする」とも。(2010年1月26日 読売新聞夕刊)