有給休暇を自由に取らせろ!
2011年10月にNPO法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「有給休暇」関連相談事例の抜粋を紹介します。
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「有給休暇」関連相談事例から(2011年10月分)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2011年11月29日
1、退職にあたり、34日分残っている有給休暇を消化して辞めるつもりで11月末を退職日として届けたら、会社から「10月末で退職」と書き直しを求められている。拒否したいが。
2、パートに有給休暇を使わせてくれない。「会社の創立記念行事にパートだけ2日間休め」と連絡があり、「有給休暇で休みたい」と申し入れたが断られた。しばらくして次回の契約更新はしないと言われ退職した。
3、正社員で週40時間以上働いているのに、与えられる有給休暇が法定の半分(6ヵ月勤務で5日間、6.5年勤続で14日間)しかくれない。何か理由があるのか。休日手当もない。
4、契約社員。残っている有給休暇全部を使って契約満了の退職となるはずだったのに、会社は「有給休暇を使ってもその期間働いていないので契約途中の自己退職扱いとする」と言う。
5、私立病院の調理スタッフの正社員。仕事が減り、午前だけ勤務の半日業務日が増えた。半日業務は2回で公休一日分の扱いと計算され、結果として公休日が2・3日分減ってしまう。有給休暇の消化も退職者だけで、勤めている人は全く使用できません。
6、アルバイトで6年間勤務したが、有給休暇は一日も使わせてくれなかった。退職後アルバイトにも有給休暇を行使できる権利がある事を知りました。今から損害賠償など問題とする事はないでしょうか。
7、他部署では自由に有給休暇が取れるのに、自分の部署だけは全く取れません。理由は休暇申請を出すと、頭ごなしに「休む日の仕事を事前に終わらせておけ」と攻められるから誰も休暇を申請しない。
8、派遣社員。同じ派遣会社からA派遣先で6ヵ月以上働いて、引き続き次のB派遣先で働いた場合、有給休暇は与えられるのか。
9、ボーナス支給対象認定日まで有給給休暇を使って在籍したいのに、会社は「在籍とは通常勤務をしている者を指す。ボーナスを支給しない」と言う。
10、ボーナスをもらった翌日を最終退社日にして、以後有給休暇5日間を消化したいと申し出たら、会社から「ボーナスの翌日はちょっと。有給休暇も通常そのような形はとっていない」と言われた。
11、社員30名の中小企業の正社員。女性社員にだけ労災保険、社会保険、有給休暇が無い。
12、外国人。外国人にだけ有給休暇がありません。
13、土曜日の休日の月の内一日が有給休暇という建前で処理されている。自由に使える有給休暇は一日も無い。
14、39日間残っている有給休暇を使用して退職したいと申し入れたら、会社から「残業代としての代償金が5日分あるのでそれを消化してほしい」と言われ、有給休暇の使用は認めてくれない。
15、20年間勤務。一旦退職手続きをして非常勤職員として契約させられた。今までの有給休暇は無くなったと言われたが、勤続は継続しているのにおかしい。
16、公休出勤が多くて公休消化が出来ない。有給休暇を使いたいが「公休消化が先」と言われ、いつまで経っても全然有給休暇を使えず、毎年自然消滅している。有給休暇を自由に使いたい。
17、退社時にタイムカードを押し忘れると強制的に半日有給休暇となってしまう。タイムカードの押し忘れには責任があるが、強制的有給休暇扱いに違法性はないのか。
18、24時間営業のショップの正社員。毎月150時間以上の残業。残業代は毎月4万3千円しか出ない。遅刻一回で1万円の罰金。有給休暇も無い。こんな会社で奴隷のように働きたくない。
19、退職予定者。残っている有給休暇を消化して辞めたいが会社が許可しない(同じ相談が多数あり)。