「足立区人権推進指針」に基づき
フソー化成・小林洋社長による不当労働行為を足立区に報告
実態調査・指導・監督を要請
フソー化成・小林洋社長による不当労働行為を足立区に報告
実態調査・指導・監督を要請
2月13日、東部労組はフソー化成・小林社長による北澤組合員への不当労働行為につき、同社が所在する足立区に対する要請・申し入れを行いました。
当日の要請には東部労組の菅野委員長・北澤組合員、そして東部労組が加盟する東部全労協(東部地域の労働組合の共闘組織で全労協の地方組織の一つ)金澤議長、足立区からは小室総務課長、野中人権推進係長、人権推進係の和田氏が出席しました。
また、要請を仲介してくれた土屋のりこ足立区議も出席してくれました。
組合は冒頭、フソー化成・小林社長による度重なる不当労働行為の実態などについて報告。とりわけ身体的・精神的負荷を与え、労働者の尊厳を一顧だにしない昨年4月の拷問的不当労働行為や「追い出し部屋」などは人権侵害でもある、と訴えました。
これには足立区側も「そこまでのことをやっているのか、信じられない」と率直に驚きを表明するほどでした。
足立区は2022年7月、「足立区人権推進指針」を改定し、その中では「民間事業者の役割」として「民間事業者は、消費者や従業員、顧客、取引先、地域社会など様々なステークホルダーと関わりあい、これらすべての人の人権の配慮を踏まえた地域社会への貢献が求められています。長時間労働による過労死、就職活動や職場におけるセクハラやパワハラなどのハラスメント(嫌がらせ)、不当な差別など組織内での人権の視点を持った取り組みを進めるとともに、地域の一員として、人権を尊重したまちづくりに貢献し、社会の期待に応えていくことが求められます」として企業に対し、職場での差別をなくし、労働者の人権が侵害されることのないよう求めています。
この指針の理念、そしてその理念を実現するための施策は足立区の企業である以上、フソー化成もその対象であり、同社における労働者の人権尊重が求められるのは当然です。
しかし、フソー化成・小林社長は人権侵害ともいえる不当労働行為をくり返しており、それが足立区が掲げる人権推進指針に反しているのは火を見るよりも明らかです。
組合は、実態調査・確認を行った上でフソー化成に対し指針に基づき指導等の措置を行うよう足立区に要請。東部全労協・金澤議長、土屋区議も足立区の対応を強く求めました。北澤さんも「なぜこんなことが許されるのか、憤りを抑えきれない」と訴えました。
区内の企業であるフソー化成における実態の報告、当事者を含めた組合側の切実な訴えに対し足立区は、具体的な対応は後日組合宛に示すとしながらも「素通りするわけにもいかない。何ができるのか、対応を検討したい」と回答しました。
行政の人権問題担当者も驚きをかくせないほどの不当労働行為。フソー化成・小林社長は不当労働行為をただちにやめ、労働組合敵視の姿勢をあらためるべきです
不当労働行為に屈することなく職場で歯を食いしばって闘い続ける北澤さんにみなさんの激励・ご支援をお願いいたします。
同時に、フソー化成株式会社・小林洋社長にみなさんの抗議の声をお願いいたします!
◇抗議先
フソー化成株式会社
代表取締役社長 小林洋
東京都足立区梅田1-19-10
電話:03-3887-7831 FAX:03-3849-5491